再生医療のいまと未来

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
 
昨日は、
  
「100ドル・1時間で遺伝子解析!?」
 
というテーマでお話ししました。
 
 
医療の分野で注目されている
 
遺伝子に関する先進のテクノロジーについて
 
お伝えしました。
 
 
倫理的な問題も抱えていますが、
 
遺伝子を解析したり、編集、組み替えることで、
 
病気の源を根絶する医療としての活用が
 
期待されています。
 
 
 
さて、今日は、
   
「再生医療のいまと未来」
   
   
というお話です。
 
  
 
日本では、
 
京都大学の山中教授の功績により、
 
主にiPS細胞(人工多能性幹細胞)が
 
脚光を浴びています。
  
 
 
実は、
 
iPS細胞に限らず、幹細胞の研究も、
 
ものすごい勢いで進んでいます。
 
 
 
このような話を
 
見聞きされたこともあるのではないでしょうか? 
 
 
 
培養した幹細胞を静脈注射すると、
 
身体の悪いところを再生してくれるとか、
 
老化とともに膝の軟骨がすり減ってしまい、
 
痛みに苦しんでいるヒトが、
 
膝に注射すると、
 
若者のような膝に蘇ったとか・・・
 
 
 
傷ついたり、疾患で異常を示したりしている心臓に、
 
幹細胞でつくられた再生心筋シートを縫い付けると、
 
心臓がもとの機能を取り戻すなど、
 
とても希望が持てます。
  
  
 
バイオエンジニアは、
 
3Dプリンターと再生医療を使用して、
 
人体の修復、治療、修復方法を
 
急速に進化させようとしています。 
 
 
  
すでに3Dプリンター用途として、
 
骨の移植、歯の強化、カスタムフィッティング補綴、
 
臓器移植、神経の修復などがあります。 
  
 
 
 
UCS(カリフォルニア大学サンディエゴ校)の
 
研究者達は、
 
損傷したマウスの脊髄を再生するための
 
脊椎インプラントのバイオプリンティングを
 
生きているマウスで行い、成功しました。
 
 
 
脊髄損傷を与えられたマウスは、
 
培養された神経細胞マトリックスを移植された後、
 
後肢の動きを部分的に取り戻したとのことです。
  
 
 
人間でもこの技術の活用が出来る用になれば・・・
 
 
 
脊髄を損傷して半身不随になっている多くの人々の
 
生活が改善するでしょう。
  
 
 
幹細胞研究の役割としては、
 
直接人間の身体を再生するという役割の他に、
 
 
もうひとつは、
 
薬の治験を行いやすくする役割もあります。
 
 
 
2018年6月に、ワシントン大学の研究者達は、
  
ロボットを使って幹細胞由来のミニ器官を
 
迅速に自動生産するシステムを開発しました。
 
 
 
その結果、24時間安定した品質で
 
複数の薬の組み合わせや分量で
 
検査ができるようになりました。
 
 
 
今日は、
 
医療の分野で注目されている先進のテクノロジー
 
「幹細胞研究」について、
 
現時点の
 
研究事例とこれから先に期待される役割(希望)
 
についてもお伝えしました。
 
 
  
明日は、
     
「3Dプリンターと再生医療」
   
というテーマでお送りします。
    
    
お楽しみに!

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