6倍速充電・容量3倍のバッテリーの正体

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
 
昨日は
 
「バッテリーの寿命を延ばす技術」
 
というテーマでお話ししました。
 
 
 
今までのバッテリーの弱点として、
寿命の短さがありましたが、
 
それもフローバッテリーや
スーパーキャパシタなどの登場で
 
克服されつつあるという話でしたね。
 
 
 
まだ、改善点はあるものの、
 
今後、研究が進めば、
  
大容量、長寿命のバッテリーが普及して
いくことでしょう。
 
 
 
さて、今日のお話は、
 
「6倍速充電・容量3倍のバッテリーの正体」
 
というお話です。
 
 
 
実は
大容量かつ長寿命のバッテリーが
既に開発されつつあります。
 
 
 
自動車業界で利用され始めた
固体バッテリーがそれです。
 
 
 
 
完全固体電解質からなる固体バッテリーは、
自動車のモバイル機器に供給されています。
 
 
 
Toyota、BMW、Honda、Hyundai、
そしてNissanを含む競合社たちは
 
すでに固体バッテリー技術の開発に
取り組んでいます。
 
 
 
固体バッテリーは、
リチウムイオンバッテリーと比較して
 
最大6倍速く高速充電でき、
大きさ辺り3倍のエネルギーを貯蔵可能です。
 
 
 
しかも、
寿命が8年間とリチウムイオンバッテリーに
比べると長いというメリットがあります。
 
 
 
 
最後の課題は、
充電ステーションが地方に少ないことですが、
 
このようなインフラ整備は、
今後国策で進んでいくと思います。
 
 
 
お話ししてきたように、
バッテリーの技術は
ものすごいスピードで進化が進んでいます。
 
 
 
発電所が化石燃料から
 
再生エネルギーを使った発電所に代わっていくのも、
新車に占めるEVの比率が上がっていくのも、
 
もはや時間の問題です。
 
 
 
実際に、
欧州も米国も中国もインドも
 
急速に再生エネルギー発電や
EVに舵を切っています。
 
 
 
もはやいつまでも
化石燃料に頼った戦略を保持する企業は
世界では生き残れません。
 
 
 
化石燃料を前提とした
製品の市場は急速に縮んでいます。
 
 
明日は、
 
「すでに滅んだ産業、滅びかけている産業」
 
というテーマでお話しします。
 
 
 
お楽しみに!

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