DXが復活させる古代の金融システム

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
 
昨日は
 
「モバイル革命で銀行が終わる」
 
というテーマでお話ししました。
 
 
 
ポイントは、
 
FinTechによって今までよりも
 
遥かにコストの安く、透明性の高い
 
金融サービスが可能になったこと。
 
 
 
そして、モバイル革命によって
 
今まで地理的な問題で、
 
リーチできなかった
 
20億人もの人が金融サービスを
 
活用できるようになってきたことでした。
 
 
 
銀行が、
 
以前のままのビジネスを
 
続けていくことは難しくなっていくでしょう。
 
 
 
 
さて、今日のお話は、
 
「DXが復活させる古代の金融システム」
 
というお話です。
 
 
 
銀行ができる前の時代、
 
世界中の小さな村では、
 
信頼できる隣人同士の間で
 
融資が行われていました。
 
 
 
つまり、
 
融資はP2P
(ピア・ツー・ピア、パーソン・トゥ・パーソン)
 
取引として始まりました。 
 
 
 
このようにP2Pの貸出は、
 
古くから行われてきた方法です。
 
 
 
非常にリスクが高く、
 
大規模には広がりにくい方法とも言えます。
 
 
 
現在はIT技術の恩恵を受け、
 
P2P資金調達モデルは、
 
デジタル化され、
 
オンラインで国境をまたいだ融資が
 
行われています。
 
 
 
最初のクラウドレンディング・プラットフォーム
 
となるZopaは、2004年に英国にできました。
 
 
 
 
その後、
 
2005年には、
 
世界中の小規模企業に
 
50億ユーロ(7千億円)以上の
 
資金を貸し出していた
 
ファンディングサークル(Funding Cercle)が、
 
P2B(Person to Business)の
 
クラウドレンディングを英国で再開しました。
 
 
 
 
米国では、2006年に
 
ProsperやLending Clubなどの
 
プラットフォームが始まりました。
 
 
 
米国のクラウドレンディング産業は、
 
5億1500万の融資を通じて、
 
210億ドル(2.3兆円)の
 
融資が実現されています。
 
 
 
クラウドレンディングによって、
 
金融サービスは、
 
銀行による中央集中の融資モデル以前に
 
戻っていくでしょう。
 
 
 
その結果、高額な手数料を取り、
 
規制にがんじがらめになって
 
複雑性が増した銀行という
 
仲介業者の必要性は減ってきています。
 
 
 
P2P金融サービスの問題点である
 
リスクについてもテクノロジーによって
 
解決しつつあります。
 
 
 
スマート・ファイナンシャル・グループ
 
のような企業は、
 
AIを使って何千万もの
 
マイクロ・ローン(小口融資)の貸倒率を、
 
最小限に抑えています。 
 
 
 
AIエンジンが、
 
個人のスマートフォンデータに
 
アクセスし信用情報を生成することで
 
貸倒リスクを軽減しているのです。
 
 
 
 
さらに、
 
ブロックチェーン技術で作成される
 
書き換えできない分散台帳は、
 
正確な与信と債務不履行の履歴への
 
透明性と信頼性をもたらします。 
 
 
 
 
その結果、
 
高い費用を払って銀行などの第三者が
 
貸し手と借り手を審査する必要がなくなり、
 
直接、お金の貸し借りが
 
できるようになるのです。
 
 
 
 
テクノロジーの進化によって、
 
信用を第三者である銀行が審査する
 
近代の銀行システムが力を失い
 
かえって古代のような
 
個人と個人の信用による金融が復活しつつあります。
 
 
 
明日は、
 
「AmazonとGoogleが怯える変化とは?」
 
というテーマでお話しします。
 
 
 
お楽しみに!

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