モバイル革命で銀行が終わる

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
 
昨日は
 
「さよならスマートフォン:スマホが消える日」
 
というテーマでお話ししました。
 
 
 
日本では、
 
スティーブ・ジョブズが2007年に発表した
 
iPhoneを皮切りにスマートフォンが
 
一気に普及しました。
 
 
 
しかし、そのスマホも
 
スマート・アイウェアの登場によって
 
いずれ過去のものになる可能性があります。
 
 
 
なぜなら、
 
スマート・アイウェアは、
 
スマホ特有の問題である、
 
視野の狭さや、危険な歩きスマホなどを
 
即座に解決する可能性があるからです。
 
 
 
 
さて、今日のお話は、
 
「モバイル革命で銀行が終わる」
 
というお話です。
 
 
 
また、極端な・・・
 
 
と思う人もいるかもしれません。
 
 
 
しかし、現実に、
 
銀行業界は今後縮小を免れない
 
業界の一つです。
 
 
 
以前、お話ししたFinTechも
 
その要因の1つですし、
 
これからお話しするモバイルの普及も
 
大きな要因と言えます。
 
 
 
FinTechの成果として、
 
興味深い会社がグッドマネー社です。
 
 
 
この会社には他の会社にはない
 
2つの大きな特徴があります。
 
 
 
1. 預金した顧客に利息を提供するだけでなく、
  預金額の2%分の株式が配られる。
2. 利益の50%を社会問題と環境問題の解決に
  寄与している会社や団体に投資しています。
 
 
1つ目の特徴である金利だけ見ても、
 
日本の2,000倍の水準です。
(2020年12月現在)
 
 
 
もう1つの特徴が投資先に
 
ついての考え方も実に興味深いものに
 
なっています。
 
 
 
通常、私たちは
 
銀行がどこに投資をしているかを知りません。
 
 
顧客である私たちが
 
投資先をコントロールすることはできません。 
 
 
 
例えば、
 
環境を破壊したり、
 
貧富の差をますます拡げたりするような
 
企業に銀行が貸付けしていたとしても、
 
公表もされず、
 
我々には抵抗する術がないのです。
 
 
 
ところが、グッドマネーは、
 
投資先をどこにするかを明言しています。
 
 
 
さらに、
 
口座開設時の最低預入金額もなければ、
 
3万5千か所にあるATMの手数料も取りません。
 
 
 
口座はスマートフォン上のウォレットで
 
管理されていて、米ドルの他に仮想通貨なども
 
一元的に管理できる仕組みです。
 
 
 
グッドマネー社に限らず、
 
FinTechを活用した企業は世界中で生まれて成長しています。
 
 
 
透明性やサービスの安さなどで、
 
既存の銀行に比べて有利と言えるでしょう。
 
 
 
もう1つ忘れてはいけないのが、
 
モバイルマネー革命です。
 
 
 
2024年には
 
80億人の人類全体が
 
インターネットにアクセスできるように
 
なるでしょう。
 
 
 
これにより、
 
40億人の新しい消費者が、
 
まもなくインターネットに
 
アップロードやダウンロードをするようになります。 
 
 
 
これが金融サービスに
 
大きな影響を与えることになるのです。
 
 
 
現在、世界で20億人が、
 
お金を貯め、送金し、支払いをするという
 
金融サービスを利用できていません。
 
 
 
その理由は、
 
これら20億人が住んでいるエリアが、
 
銀行が支店を置けない
 
アフリカや中東の辺境地だということです。
 
 
 
現状では、
 
こうした辺境では利用者数と
 
建物建築や運営のための人件費
 
費用のバランスが取れないこと。
 
 
 
さらに、送電線などの
 
インフラが整っていないことから、
 
金融機関がおくことができません。
 
 
 
 
しかし、
 
モバイルを活用することで、
 
辺境地域の人びとも金融サービスを
 
利用できるようなるのです。
 
 
 
 
モバイルを使った金融サービスであれば、
 
支店もいらず、人員も最低限で済みますから、
 
低コストで運営が可能です。
 
 
 
 
例えば、bKashは、
 
2011年に500万ドルで事業を開始し、
 
バングラデシュの銀行アクセスのない人々に、
 
モバイル金融サービスを
 
提供するビジョンを示しました。
 
 
 
また、
 
南アフリカと南アジアの一部では、
 
通信会社であるボーダフォンのM-Pesa
(「pesa」はスワヒリ語で「お金」)
 
が10カ国で、3,000万人の顧客に
 
モバイル決済と銀行サービスを提供しています。 
 
 
 
 
このように、
 
モバイルを活用することで、
 
既存の記入ビジネスより、
 
遥かに低コストで効率的に
 
銀行業務が運営できるようになって
 
来ているのです。
 
 
 
こうした動きが、
 
世界各国で本格化すると、
 
いよいよ既存の銀行産業の
 
先行きは厳しくなるかもしれません。
 
 
 
 
明日は、
 
「DXが復活させる古代の金融システム」
 
というテーマでお話しします。
 
 
 
お楽しみに!

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