新規事業開発は短距離勝負!

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
  
 
 
 
さて、今日のお話は、
 
「新規事業開発は短距離勝負!」
 
というテーマです。
   
   
  
  
マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツも、
 
アップルの創業者スティーブ・ジョブズも、
 
テスラやスペースXを創業したイーロン・マスクも、
 
アマゾンを創業したジェフ・ベゾスも、
 
最近、世間を騒がせた
 
ZOZOの創業者である前澤氏も、
 
一代で財を築いたスーパーリッチと呼ばれる人々は、
 
皆スタートアップを成功させた人達です。
 
 
 
なぜ彼らが、
 
一代で財を築けたかというと、
 
スタートアップと社内ベンチャーでは、
 
報酬体系がまったく異なるからです。
  
 
 
ここまで数日の間でもお話しましたが、
 
事業を軌道に載せるために、
 
昼夜問わず休日返上で事業に取り組むというのは、
 
スタートアップでは常識で、 
 
過酷な労働状況になってしまうことも
 
大いにあるでしょう。
  
 
 
しかし、スーパーリッチの面々も、
 
彼らは、働かされていたのではなく、
 
みずからの意思でこのような働き方を選んでいます。
 
 
  
したがって、
 
これだけ働いても労働自体によるストレスは軽いでしょう。
 
  
 
また彼ら創業者の働き方は、
 
一緒に働く人たちの環境もプラスに働きます。
  
 
 
明確なビジョンがあり、
 
役員はそのビジョンに賛同したものばかりですし、
 
社員達もまだ少数であるために、
 
役員達と四六時中顔を突き合わせて、
 
同じ時間を過ごすため、
 
皆、創業者の想いに共感しています。
 
 
 
そして、
 
創業者、役員達も
 
通常の社員と同じように働くので、
 
誰も文句を言いません。
 
 
 
また、スタートアップの社員が、
 
馬車馬のように働ける一番分かりやすい理由は
 
インセンティブの大きさもあります。
 
 
 
通常、スタートアップの
 
役員や社員にはストックオプションが与えられます。
 
 
 
創業者や創業役員達は、
 
株式を合わせて50%~70%くらい
 
持つことになるので、
 
万が一、 
 
IPOで時価総額が1000億円になったとしたら、
 
500~700億円の資産を保有できることになります。
 
 
 
通常の会社員が終身雇用された場合、
 
40年間で2~3億円もらえるのと比べると・・・
 
彼らは、たった数年で
 
その数十倍~数百倍の資産を稼ぐことを
 
目指しているわけです。
 
 
 
そうなると
 
集中力も根性も違って当たり前ですね。
 
 
 
スタートアップでは、
 
このような働き方をするのが当たり前ですので、
 
だからこそ、
 
限られた資金で結果を出す可能性が高いのです。
 
 

既存企業の中で組織を作り、

その組織で新規事業開発を進める場合、
 
スタートアップのように働いて欲しいと思っても、
 
誰もそのような勤務体系で働きたいとは思わないでしょう。
 
 
  
もちろん、労働基準監督署からも厳しく指導されます。
 
  
 
ただ、それだけではありません。
 
 
 
もし、それらをすべてクリアできて成功したとしても、
 
その時に自社の役員よりも
 
高い報酬を与える約束ができるでしょうか?
 
 
 
それまで会社を成長させてきた社員や役員は、
 
自分よりもはるかに高い報酬を認めたくないでしょう。
 
 
 
既存事業の恩恵を受けてきた以上、
 
成果は企業全体で分かち合われることになります。
 
 
 
 
ここまで数日間、
 
スタートアップと社内ベンチャーの違いを
 
説明してきましたが、
 
シンプルな例えを挙げると、
 
スタートアップは短距離走選手で、
 
社内ベンチャーは中長距離走選手と

言えます。
 
 
 
 
そして、新規事業開発は
 
短距離勝負ですから、
 
当然のようにスタートアップの方が
 
結果を出しやすいのです。
 
 
 
 
明日は、
 
「保存版:スタートアップと社内ベンチャーの比較」
 
というテーマでお話しします。
 
 
 
 
お楽しみに!
 
DXTコンサルティング
兼安暁(かねやす・さとる)でした。

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