そして誰もいなくなった。無人輸送システムの今

無料

DTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
 
昨日は
 
「あのAmazonが実店舗を出店!?」
 
というテーマでお話ししました。
 
 
 
昨日は
Amazonなどのネットショップが
 
多くの小売店を
淘汰に追いやっている一方で、
 
商品を実際に手に取ったり
商品を届けるという点では、
 
物理的な制約に縛られているという
お話しをしました。
 
 
 
デジタル化がいかに進もうと
 
商品を顧客に物理手渡すという点では、
 
宅配業者に頼らざるを得ないのが
現実なのです。
 
 
 
さて、今日のお話は、
 
「そして誰もいなくなった。無人輸送システムの今」
 
というお話です。
 
 
 
実は、その宅配の業界でも
DXは着々と進んでいます。
 
 
 
最終的に到達するのは、
無人化、自動化という段階でしょう。
 
 
 
今回は、
物流の自動化について、
  
いま何が起こっているのか?
を見ていきましょう。
 
 
 
大量の荷物を長距離輸送する手段として、
もっとも有力なのは海上輸送です。
 
 
 
この海上輸送の領域では、

船から荷物を積みおろす
コンテナターミナルで
 
無人化の動きが出ています。
 
 
 
2017年に、中国の青島に、
完全無人操業のコンテナターミナルが
出来ました。
 
 
 
船に積まれているコンテナを引き上げたり、
船に積み込んだりするクレーンは
当然全自動です。
 
 
さらには船からクレーンで
下ろしたコンテナを運ぶクルマも、
自動運転車です。
 
 
 
完全自動化によって、
人件費がなくなり、
大けがをするような事故もなくなります。
 
 
 
さらには、
人間ではないので
 
眠る必要もなく
24時間365日連続操業することができます。
 
 
 
米国では、
高速道路限定ですが、
コンテナの陸上輸送を担う
トレーラーの無人運転が始まっています。
 
 
 
欧州でもVolvoが
運転席のない自動運転トレーラーの
コンセプトカーを作成しました。
 
 
 
倉庫の自動化も進んでいます。
 
 
自動倉庫は以前からありましたが、
 
今では入荷、荷ほどき、分類、
タグ付、入庫登録処理など
 
一連の流れがすべて自動化されつつあります。
 
 
 
さらに、最新の倉庫では、
 
ピッキング作業まで自動化され、
梱包作業が効率的に行われるように
 
なっています。
 
 
 
複数のスタートアップ企業が
巨大なルービックキューブのような
自動倉庫を提供し始めていますから、
 
今後は私たちのイメージするものとは
かけ離れた倉庫が生まれるかもしれません。
  
  
  
また、一部の商品では、
3Dプリンタの普及によって
宅配の仕組み自体が変わる可能性が
あるのです。
 
 
 
例えば、今では、
大きな工場でスニーカーを製造して
 
世界中にそれを届けることで
流通が成り立っています。
 
 
 
ところが、
顧客が来店したときにサイズを測り、

その場で3Dプリンタが
製造すれば、

顧客はそれを
持ち帰ることができます。
  
 
 
つまり、
工場からお店までの
物流は不要です。
 
 
 
課題は、
プリンティングの時間が
数時間以上かかることです。
 
 
  
しかし、
あらかじめ顧客の足のサイズを
3Dスキャンしてデジタルデータ化しておけば、
 
オンラインで注文して、
翌日に受け取りにくることもできます。
 
 
 
 
さらに、
 
Amazonやウォルマートのような
小売大手は宅配の完全自動化を
模索しています。
 
 
 
 
宅配の問題が解決すれば、
ますますオンライン販売が増え、
  
小売店からは顧客が減る可能性が
高くなります。
 
 
 
一方で、
リアル店舗だからこそ得られる
顧客体験を売りにして、
 
メーカーやネットショップが
大都市にアンテナショップ的な体験ショップを
展開するようになるでしょう。
 
 
 
無人配送システムは、
小売業の姿とあり方を激変させる
可能性を秘めているのです。
 
 
明日は、
 
「さよならスマートフォン:スマホが消える日」
 
というテーマでお話しします。
 
 
 
お楽しみに!

タイトルとURLをコピーしました