これが、ビジネスモデル変革の本質だ!

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
  
 
 
 
さて、今日のお話は、
 
「これが、ビジネスモデル変革の本質だ!」
 
というテーマです。
   
   
 
既存企業がDXを進めるにあたり、
 
その進め方をシンプルに表現すると
  
下記の2段階となります。
 
 
第一段階がデジタル化で、
 
第二段階がビジネスモデル変革
 
 
 
第一段階のデジタル化は、
 
仕事も例外ではありません。
 
 
 
仕事をすべてデジタル化すると、
 
完全に無人化されてしまいます。
  
 
  
業務がデジタル化されると、
 
後に詳細に述べますが、
 
不思議なことが起こります。 
 
  
 
無人化・自動化できるようになるのは
 
一面でしかありません。
 
 
 
例えば、
 
紙がデジタルになることを想像してください。
 
 
 
コピー機は、
 
紙の書類をイメージデータとしてデジタル化して、
 
それを別の紙に転写する機械です。
 
 
 
コピー機が出来る前は、
 
トレーシングペーパーという透き通った紙を使って、
 
紙の下に置いた別の書類を書き写していました。
 
 
 
また、
 
コピー機が一度デジタル化したデータを
 
FAXやスキャナーにも利用するために開発されたものが、
  
複合機です。
 
 
一度デジタル化したデータを
 
遠隔に移動させるのがFAXです。
 
 
 
スキャナー機能は、
 
デジタルに変換した情報を、
 
デジタルファイルとして
 
メディアに保存する機能です。
 
 
 
 
つまり、複合機は、
 
紙の書類をデジタル化することにより、
 
時間と人手をかけずに
 
何枚でも複製できるようにし、
 
  
また、人手をかけずに
 
一瞬で遠くの地に運べるようにもしました。
 
 
 
これらに人手をかけていた時代には、
 
時間も人手も必要でしたので、
 
そこにはお金(人件費)がかかりました。
 
 
 
いまはどうでしょうか?
 
 
 
ほとんど無料で出来るようになっていませんか?
 
 
 
つまり、
 
あらゆるものはデジタル化すると、
 
さまざまな制約が取り払われてしまうのです。
 
 
 
それまでは不可能だったことを、
 
可能にする能力を持っています。
 
 
 
それが何を意味すると思いますか?
 
 
 
これまで私たちの生活基盤として
 
存在していた社会システムは、
 
それまで可能だったことを集めて
 
もっとも効率的で
 
経済的合理性のあったやり方で
 
動いています。
 
 
 
しかし、
 
それまで不可能だったことが
 
可能になることで、
 
もしかしたら
 
今の社会システムとは異なる
 
社会システムの方が
 
効率的で、経済的合理性が
 
あるかもしれません。
 
 
 
そうだとしたら、
 
新しい社会システムができてしまうと、
 
古い社会システムを前提とした
 
ビジネスモデルは非効率になり、
 
それ故に必要とされず、
 
消えてしまう可能性が高くなります。
 
 

一方で、
 
新しく「可能になったこと」を前提に
 
ビジネスを作り上げた企業は、
 
非常に有利な状況になります。
 
 
 
これがDXで言うところの
 
デジタルを活用した
 
ビジネスモデル変革の本質です。
 
 
 
したがって、

既存企業がDX化を推進するためにも、
 
いまのビジネスのあらゆる部分を
 
デジタル化することが急務なのです。
 
 
 
 
明日は、
 
「デジタル化9つのメリット」
 
というテーマでお話しします。
 
 
 
 
お楽しみに!
 
DXTコンサルティング
兼安暁(かねやす・さとる)でした。

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