VRやシミュレーションで高度な動作や学習機能を備えてロボットを開発しているトヨタAI研究所

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トヨタAI研究所(TRI:TOYOTA Research Institute)は、自動車で世界的に有名なトヨタグループ9社の共同出資を受けて誕生した研究施設であり、豊田工業大学やコンポン研究所などとも連携して、共同研究を行っている。

ロボットの開発にも力を入れて取り組んでいる豊田研究所では、ロボットを用いて家事などの支援やナビゲートに関する研究を行うことでも有名だ。
最近では、高度で複雑なシミュレーション、近年注目のVR技術を用いて、家事に対応したロボットの設計とトレーニングにも、成功している。
ロボットが食器洗い機の装填を行ったり、冷蔵庫からテーブルへまでボトルの移動させたりなど、簡単な家事をこなせるロボットを生み出したのだ。
このロボットは、多段階の割り当ても実行できるほどの高性能なのが特徴である。

なぜそのような複雑な行動が可能になるのかというと、ロボットには、視聴覚センサーデータが用いられているからなのだ。
物理世界モデルを構築して、さらに教示された行動に視覚入力のデータをマッピングさせることによって、階段のような不規則な地形や予測できない障害がある場所でも、問題なく動作できるようになっている。

このロボットは、音声コマンドにも応答できるように開発されているので、自立した行動を取ることも可能。
さらに、当研究所のロボットは、学習機能も優れているのも大きな特徴である。
学習したことを複数のロボットの間で簡単に転送ができ、全体に適用することもできるのだ。
このような高度な学習機能によって、一括でロボットのトレーニングも行うことができ、より効率よく、迅速な対応が求められるシーンでも活躍することができる。

 

トヨタAI研究所が開発したロボットは、高齢化社会、人手不足の社会において、大いに役立つ可能性がある。
トヨタAI研究所では、このロボットを使って、効果的なホームアシスタントを構築することを将来戦略として考えており、困っている人たちの助けになることを望んでいる。

少子化、高齢化社会の日本国内においても、このロボットは大きな助けとなってくれることが期待される。
たとえば、ご高齢者の一人暮らしで、誰かの助けを必要としている方にとっては、家事代行や介護支援ロボットとして、気軽に作業を頼める存在として活躍してくれるだろう。

また、ロボットが家にいることで、安心感や孤独感を紛らわせてくれる存在ともなりうるかもしれない。
孤独になりがちな高齢者や一人暮らしの方を、救うきっかけとしても、大いに期待できる。

さらに、社会で活躍する女性が増えたことで、家事や育児などの助けを必要としている方たちにとっても、このロボットの存在はありがたいだろう。
家政婦など人を自宅に招くことに抵抗がある方でも、ロボットならば気兼ねなく自宅におけるので、安心感もある。
介護施設や病院などの医療施設にも、このロボットが導入されれば、仕事も効率がよくなるだろう。
トヨタAI研究所の開発したロボットはより改良を重ねて進化していく中で、将来的には、家族と同じようになくてはならない大切な存在となるかもしれない。

参照:Toyota Research Institute teaches mobile manipulator with VR, simulation.

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