DXを失速させる情シスの壁

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
 
 
 
さて、今日のお話しは、
 
「DXを失速させる情シスの壁」
 
というテーマです。
  
 
 
 
先日もお話ししたように、
 
既存事業でDXを成功させるためには
  
困難が伴います。
 
 
 
既存事業が抱えるハンデのひとつが、
 
情報システムです。
 
 
 
ほとんどの企業には、
 
すでに導入した情報システムがあります。 
 
 
 
会計システムを筆頭に、
 
製造システム、物流システム、
 
在庫管理システム、受発注システム、
  
ECシステム、請求入金システム、
 
支払システムなどが情報システムです。
 
 
 
どの企業でも
 
業種によって多少の違いはあるものの、
 
現在の事業を運営していくために
 
最適な形で導入され、
 
利用しているシステムを持っています。
 
 
 
しかし、
 
DXで事業のやり方を変えるには、
 
既存のシステムを変更する必要が出てくるはずです。
 
 
 
また、新規事業を立ち上げるにしても、
 
既存システムとの連携が必ず発生します。
 
 
 
その際に、既存システムの変更に、
 
多くの時間と費用が掛かってしまうようでは、
 
新規事業の展開が遅れてしまうでしょう。
 
 
 
 
本来スピーディーに立ち上げ、
 
市場の反応を見ながら
 
1週間・1か月単位で
 
サービス内容や業務のやり方を
 
変化させていくのが新規事業の要件です。
 
 
 
 
既存のシステムの変更を行うと
 
新規事業推進に重い足かせを
 
はめることになります。
 
 
 
 
既存の情報システムが
 
DX推進の壁になることの詳細については、
 
経済産業省が2018年に作成して公表している
 
「デジタルトランスフォーメーションレポート
~IT システム「2025 年の崖」の克服と DX の本格的な展開~」
 
に詳しく書かれています。
 
 
 
 
このレポートで指摘されているのは、
 
以下の重要な3つの観点です。
 
  
 
1 既存システムが事業環境に合わなくなっている
2 既存システムの再構築や改修が、とても難しい
3 既存システムを維持するだけでIT予算の8割が割かれてしまう
 
 
 
DXを成功に導くには、
 
この3つの問題点を
 
解消することが必要になります。
 
 
 
 
明日は、
 
「企業を苦しめDXを阻む3つの問題」
 
というテーマでお話しします。
 
 
 
 
お楽しみに!
 
DXTコンサルティング
兼安暁(かねやす・さとる)でした。

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