働き改革との逆行は大前提

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
  
 
 
 
さて、今日のお話は、
 
「働き改革との逆行は大前提」
 
というテーマです。
  
  
 
 
ここ数日、
 
新規事業を開発する際に、
 
スタートアップと社内ベンチャーとの

比較についてお話をしています。
 
 
仮にスタートアップと同じタイミングで
 
同じ事業を検討したとしたら、
 
どちらの方が先に

Jカーブの死の谷(valley of death )を
 
乗り越えられると思いますか? 
 
 
 
限られた資金で
 
Jカーブの死の谷を乗り越えるには、
 
最初の商品・サービスの発売までは、
 
時間をかけていられません。
 
 
 
1か月経過するたびに
 
メンバーの人件費がプロジェクトから
 
流出していくからです。
 
 
 スタートアップは、
 
資金が底をつけば、そこで終わりです。
 
 
  
事業への思い入れの強い創業者と
 
その周辺の何人かは、
 
他の仕事をしながら細々と続ける
 
可能性もありますが、
 
メンバーが、無給で働かないかぎり
 
解散になってしまいます。
 
 
 
一方で社内ベンチャーでは、
 
ただちに事業打ち切りにはならないかもしれません。
 
 
 
もし、プロジェクトの打ち切りが決まったとしても、
 
いきなり解雇はできませんので、
 
多くの場合元の組織に戻って
 
再出発になるでしょう。
 
 
 
その人が元の組織ではエース級だったとすれば、
 
復帰することでかなりの歓迎を受けるでしょう。 
  
 
 
いずれにしても、
 
資金をショートさせずに
 
プロジェクトがこの死の谷を乗りきるには、
 
短期で駆け抜けるくらいのスピードで
 
数か月間~1年間を過ごす必要があります。
  
  
 
正直、労働基準法通りに、
 
月160時間(月20日間×1日8時間)
 
働くだけでは、
 
明らかに足りません。
 
 
 
スタートアップであれば、
 
寝る時間以外は
 
常に仕事をし続けているでしょう。
   
 
  
 前述した通り、
 
スタートアップは、資金が底をつけば、
 
そこで終わりだからです。
 
 
 
食事をしている間も、
 
通勤している間も、
 
つねに仕事のことを考えています。
 
 
  
彼らの脳みそは
 
寝ている時間ですら、
 
仕事のことでいっぱいに
 
なっているはずです。
 
  
 
「働き改革」とは
 
かけ離れた状態での働き方です。
  
 
  
しかし、
 
社内ベンチャーの場合、
 
このような24時間体制で仕事をする
 
世界中のスタートアップの起業家と
 
どう戦うか?戦っていくか?を
 
考える必要があります。
 
 
 
   
明日は、
 
「24時間働く起業家との戦い方」
 
というテーマでお話しします。
 
 
 
 
お楽しみに!
 
DXTコンサルティング
兼安暁(かねやす・さとる)でした。

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