改善型DXとは何か?

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
  
 
 
 
さて、今日のお話は、
 
「改善型DXとは何か?」
 
というテーマです。
   
   
 
DXについて情報収集をしている中で、

既存事業をDX化できないか?

と考えている方も
 
いらっしゃるのではないかと思います。
 
 
 
いまの事業をベースにデジタル化し、
 
新しいビジネスモデルに繋げていくという、
 
改善型のDXについて考えてみましょう。
 
 
 
このアプローチは、
 
ほとんどの企業にとって
 
一番受け入れやすいアプローチです。
 
 
 
そして、
 
これからの新しい社会システムの中に
 
運良くフィットできれば生き残れますし、
 
そうでなくても、しばらくの間は、
 
事業を延命することが
 
できるかもしれません。
 
 
 
しかしながら、
 
市場そのものが消失してしまう場合には、
 
無駄な努力に終わるかもしれません。
 
 
 
既存企業がDXを進めるにあたり、
 
非常にシンプルに表現すると、
 
2段階で進めると良いでしょう。
 
 
 
第一段階がデジタル化で、
 
第二段階がビジネスモデル変革です。
 
 
 
DXで対象とするビジネスモデル変革は、
 
デジタル化が前提なので、
 
第一段階をデジタル化としました。
 
 
 
ここで、
 
デジタル化の対象となるものは、
 
「すべて」です。
 
 
 
つまり、 
 
DXの第一段階としては、
 
あらゆるものをデジタル化することです。
 
 
 
どういうことかというと、
 
現在の事業を100%完全無人化する
 
ということですし、
 
ハードウェアである必要のないものは、
 
ソフトウェア化するということです。
 
 
 
ソフトウェア化するということは、
 
どういうことか・・・?
 
抽象的で分かりずらいですね。
  
 
 
では、
 
もしあなたが50歳以上であれば、
 
こども時代に部屋にあったもの、
 
机の上にあったものを思い出してください。
 
 
 
・時計
・カレンダー
・手帳、メモ帖
・筆立てと鉛筆・消しゴムなどの筆記用具
・辞書、本棚
・カメラとフィルム、写真のアルバム
・時刻表
・電卓・そろばん
・地図
・コンパス
・新聞・雑誌
・ラジオカセット
・カセットテープ
・電話機・FAX
・連絡帳
・財布・貯金箱
・懐中電灯
 
 
他にもあるでしょうか? 
  
 
でも、何か気づきませんか? 
 
 
 
そう、ここに並べたものは、 
 
最近見かけない、
 
懐かしいものばかりですよね?
 
 
さて、これらのモノ達は、
 
どこに行ってしまったのでしょうか?
 
 
 
そう、ほとんどすべてが、
 
あなたのスマートフォンの中に
 
入ってますよね?
 
 
 
これらのモノは、
 
すべて形のあるモノでした。
  
 
 
それらが、いまは形が無くなり、
 
スマートフォンの中にソフトウェア(アプリ)
 
として入っています。
 
 
 
ソフトウェアは何で出来ているかというと、
 
0と1で表されるデジタルデータの固まりです。
 
 
 
つまり、
 
「あらゆるものをデジタル化する」 
 
というのは、
 
すべてを0と1のデータとソフトウェア
 
に変えることです。
 
 
 
仕事をすべてデジタル化すると、
 
完全に無人化されてしまいます。
 
 
 
業務がデジタル化されると、
 
これまで不可能だったことが可能になったりと、 
 
不思議なことが起こります。
 
 
 
 
明日は、
 
「これが、ビジネスモデル変革の本質だ!」
 
というテーマでお話しします。
 
 
 
 
お楽しみに!
 
DXTコンサルティング
兼安暁(かねやす・さとる)でした。

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