新たな宇宙世代を担うスターホッパーの幕開け

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概要解説

SpaceX Starship Prototypeが最初のフリーフライングテストホップに成功した。
SpaceXのスターシッププロトタイプと呼ばれるスターホッパーは、2019年7月25日にテキサス州ボカチカで最初の無拘束テスト飛行を行った。


3本の脚は、ステンレス鋼で包まれた大きな給水塔のような形状になっている。
スターホッパーは単一のラブターエンジンに点火され、65フィート約20メートルに至るまでまっすぐに飛び、その後、コントロールを受けながら無事に下降した。3秒だけの爆炎噴射だったが、地面につながれながら爆炎を吹くホップ試験に成功したのだ。

 

それが将来、世の中にどのような影響を与えるのか

SpaceXはアメリカ時間の2019年4月3日の夜、宇宙船Starshipのプロトタイプを応用した係留状態でのジャンプホップテストを初めて成功させたと発表した。
テキサスのボカチカに設置された打ち上げ場において、限定的なホップと着陸のテストに用いられるStarhopperが、ロケットエンジンを機体に装着された状態で、初めて点火試験を行った。そのスタティック・ファイア・テストが成功したのだ。

Starhopperは、2022年まで無人での初飛行を予定している宇宙船Starshipの小型版プロトタイプである。
SpaceXでCEOを務めるイーロン・マスク氏によると、Starshipの有人初飛行は、日本でも注目を集める言動で話題のZOZOTOWNを率いる前澤氏が初めての月旅行として2023年に実施される予定だ。月旅行が成功した翌年の2024年には有人火星飛行を予定しており、2028年には火星基地を建設する予定となっている。


Starhopperは2019年1月に初めて披露され、それ以降、さまざまなコンポーネントがテストされてきた。宇宙船が大気圏に再突入する際に圧縮熱から機体を守るヒートシールドのテストもすでに実施された模様だ。
今回のStarhopperのホップテストは、惑星間を旅するStarshipに応用し、再利用する取り組みとして注目されている。
Starshipは一度に最大100人を運ぶように設計されており、将来的には月や火星を皮切りに幅広い惑星へと多目的旅行を行うことを目指している。

 

Starhopperはマイクロレベルでの宇宙旅行を実現することで、ラピッドプロトタイピングと反復設計の重要な役割を実証すると目されているのだ。Starhopperは係留状態での最初の飛行試験を成功させた後、係留なしでの飛行に備え、さまざまなテストを繰り返している段階だ。


イーロン・マスク氏によれば、係留なしでのテストが成功すれば、2019年7月末にSpaceXの宇宙船Starshipの計画もすべてを公表するとしていたものの、Starhopperのテストで失敗が相次いでおり、先延ばしとなった。

もっとも、ロケット開発において失敗はつきものであり、成功に向けての欠かせない段階ともいえる。
テストを繰り返すことで、開発プロセスの早い段階で潜在的な問題を特定し、安全な飛行や宇宙旅行を実現させるための試金石となる。

参考:SpaceX Starship Prototype Takes 1st Free-Flying Test Hop

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