宇宙鉱山は100兆円ビジネス

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
 
昨日は、
  
「宇宙での発電・送電は可能か?」
 
というテーマでお話ししました。
 
 
 
宇宙で太陽エネルギーを捉え、
 
それを地球または 
 
他の近くの惑星に
 
直接無線で送電する
  
宇宙での太陽光発電(SBSP)
Space Based Solar Power
 
 
 
また、すでに、
Solarenという民間企業が、
 
静止軌道(GEO)に
 
250 メガワットのSBSP太陽光アレイプラントの
 
建設実験を予定もしています。
 
 
 
宇宙での発電・送電は、
 
技術的には、
 
それほど遠くない未来に 
 
実現しそうな技術のようです。
 
 
 
その際、
 
宇宙空間に設置する設備を
 
ロケットで打ち上げるのか、
 
宇宙空間に工場を作るのか?
 
 
という議論になるとお伝えしました。 
 
 
 
さて、今日は、
 
宇宙空間の工場で資材になる可能性もある、
 
宇宙鉱山について
 
   
「宇宙鉱山は100兆円ビジネス」
   
   
というお話です。
 
  
つい最近の出来事ですが、 
 
小惑星探査機「はやぶさ2」が
 
小惑星 「リュウグウ」に眠る物質を採取し、
 
地球に持ち帰るというミッションを
 
無事に完了し話題になりました。
 
 
 
もし、
 
「はやぶさ2」が持ち帰ってきた物質が、
 
調査の結果、
 
予想されているとおりの
 
希少金属の宝庫であったとしたら・・・
 
 
宇宙鉱山(スペース・マイニング)は
 
急速に投資資金が集まるかもしれません。
 
 
 
天体物理学者、ニール・ドグラース・タイソン氏が、
 
 
「小惑星上の天然資源を利用する人物が、
 
 最初のトリオネアー(100兆長者)になるだろう」
 
 
と明言しているとおり、
 
 
 
なぜなら、小惑星には
 
希少金属である、 
 
プラチナやゴールド、鉄、ニッケルなどが、
 
眠っているからです。
 
 
 
そして、
 
NASAによる探査の将来的な目標である、
 
火星と木星の間の小惑星帯で太陽を周回している、
 
16個のプシケと呼ばれる小惑星には、
 
推定1千京ドルに相当する希少金属が
 
眠っていると言われています。
 
 
 
だとすれば、この分野で
 
あらたなビジネス機会を創り出そうという
 
スタートアップ企業も出てくることが、
 
容易に想像できますね。
  
  
  
いままさに、 
 
ロケット技術は、急速に進歩しています。
 
 
 
大量のロケットを短期間に低コストで
 
打ち上げられるようになることで、
  
人工衛星を比較的容易に
 
軌道に載せることができるようになります。
  
 
 
すると、これまで取得できなかった
 
さまざまなデータが
 
安価に取得できるようになり、
  
  
これまで出来なかったことが可能になります。
 
 
 
また、地球上を衛星インターネットで
  
覆うことも可能になり、
  
世界中の80億人が
 
直接コミュニケーションを取りあったり、
 
地球の裏側の叡智を無料で
 
手に入れることもできるようになるでしょう。
 
 
 
さらには、
 
宇宙での太陽光発電や、
 
宇宙鉱山の開発によって、
 
あらたなビジネス機会を創り出そうという
 
スタートアップ企業も、
  
さらに増えていくことでしょう。
 
   
   
明日は、
     
「未来のGAFAを狙うには?」
   
というテーマでお送りします。
    
    
お楽しみに!

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