誰か教えて!スペースXのビジネス構造

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
 
昨日は、
  
「バーガーキングの「インポシブル・ワッパー」とは?」
 
というテーマでお話ししました。
 
 
細胞農業とは、
 
Lab-Grown Meat(実験室で作られた肉)
 
とも呼ばれ、
 
 
医療の分野で研究が進む
 
幹細胞による臓器の再生技術を
  
人間でなく他の動物に応用したものです。 
 
 
すでにバーガーキングでは、
 
ベンチャー企業 Impossible Foods社の
 
人口肉(Impossible Burger)を用いた
 
「インポシブル・ワッパー」を提供しています。
  
  
 
これから、先進のテクノロジー活用した
 
「細胞農業」の分野のビジネスは、
 
 
飢餓問題や環境問題の解決にも繋がるため、
 
今後急速に変化し、成長していくでしょう。
 
 
 
 
さて、今日は、
    
「誰か教えて!スペースXのビジネス構造」
   
   
というお話です。
 
 
あなたは、ロケットが
 
「飛ばしたときの姿勢のまま戻ってくる」
 
姿を見たことはありますか?
 
 
 
その光景は、
 
1970年代にアメリカの人形劇、
 
サンダーバードに出てきたサンダーバード3号の
 
離発着シーンがイメージしやすいと思います。
 
 
 
 
サンダーバード3号が打ちあがったのと同じ向きで、
 
宇宙から降りてきて着地するシーンです。
 
 
 
いまそれは現実の映像として、
 
YouTubeでも確認することができます。
 
 
 
そう、それが、
 
スペースX社のロケット、
 
ファルコン9とファルコンヘビーです。
 
 
 
スペースX
(Space Exploration Technologies Corp.)は、
 
2002年にPayPal創業者の一人、
 
イーロン・マスクによって設立された会社です。
 
 
 
彼は、EVで有名なテスラの設立者でもあります。
 
 
 
スペースXの創業時からの目標は、
 
火星移住構想ですが、
 
着々とそれに近づいているようです。
   
 
 
それにしても、宇宙開発を、
  
民間企業が行うにあたり、
 
 
資金はどうしているのか? 
  
どのようなビジネスの仕組みで、どのように儲けているか?
 
 
不思議に感じたことがあるのではないでしょうか。
  
  
 
スペースXの事業のはじまりは、
 
イーロン・マスク自身の私財からで、
 
彼のビジョンに興味を持った大富豪達が
 
出資しているということもあります。
  
 
 
しかし、最近は、
 
他社の衛星を打ち上げることを請け負って、
 
収益を得始めています。
  
  
 
これまで、
 
大型のロケットを1基打ち上げるには、
 
数百億円はかかっていました。
 
 
例えば、スペースシャトルの打ち上げには
 
500億円かかっていました。
 
 
 
しかし、現在スペースXは
 
スペースシャトルを飛ばすロケットと同程度の

重量を運べる「ファルコン9」で
 
70億円程度、
 
その2.5倍の重量が運べる「ファルコンヘビー」では、
 
100億円程度で
 
打ち上げられるようになっています。
 
 
  
スペースXが従来のロケットよりも
 
コストを1桁減らせた原因は、
 
ロケットの「再利用」にあります。 
 
 
 
ファルコン9とファルコンヘビーは、
 
着陸した数日後には
 
再び飛び立てることを目標に
 
開発されているからです。
 
  
  
飛ばしたときの姿勢のまま戻ってくるため、
 
次に打ち上げるまでメンテナンス期間も
 
少なくて済みます。
 
  
  
このように、スペースXは、
 
ロケットを安く頻繁に打ち上げることで、
 
当面の収入源として、
 
下記2事業を考えているようです。
 
  
・衛星を地球から軌道へと運搬する事業
 
・スターリンクというインターネットのキャリアビジネス
  
 
    
 
衛星を地球から軌道へと運搬する事業は、
 
なんとなくイメージも湧きやすいですが、
 
スターリンクというインターネットのキャリアビジネスとは
 
どのようなものなのでしょうか?
 
 
明日、解説します!
   
 
 
では、明日は、
     
「 宇宙とグローバル・インターネットで儲ける方法 」
   
というテーマでお送りします。
    
    
お楽しみに!

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