デジタル化と新規ビジネスの関係性

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
  
 
 
さて、今日のお話は、
 
「デジタル化と新規ビジネスの関係性」
 
というテーマです。
 
 
 
連日、デジタル化のメリットについて、
 
下記の9つのそれぞれについて、
 
戦略的にどのような意味を持つのか?
 
をお伝えしています。
 
 
 1 オペレーション自動化
 2 複製し放題
 3 距離を超える
 4 時間を超える
 5 質量がなくなる
 6 誰もが持てるようになる
 7 無料に近づく
 8 大量なデータを高速処理
 9 すべての経験を集約できる(高速学習)
 
 
 
今日は、最終日。
 
 
 8 大量なデータを高速処理
 9 すべての経験を集約できる(高速学習)
 
 
について、一緒に考えてみましょう。
 
 
 
8 大量なデータを高速処理
 
それまでは、人が現地に赴いて、
 
モノを目で確認しなくてはならなかったことが、
 
IoTが導入されると
 
モノの方から知らせてくれるようになりました。
  
 
 
このようなIoTセンサーが
 
あらゆるところに設置されることにより、
 
大量のデータが生まれますが、
 
これも高速に処理することができます。
 
 
 
その結果、身近な例ですと・・・、
 
アップルウォッチは、
 
ヒトの脈拍を常時測定し、
 
クラウドに保存しています。
 
 
それらの大量のデータを高速で分析することで、
 
脈拍に異常値が見つかったときに、
 
心筋梗塞等の予兆として、
 
病が発症する前に病院にいって
 
診察してもらえるようになります。
 
 
 
9 すべての経験を集約できる(高速学習)
 
これまでは、
 
あるひとつの機械や、
 
ある一人の人間が経験したことは、
 
その人の経験にしかなりませんでした。
 
 
しかし、デジタル化されると、
 
ひとつの機械や一人の人間が
 
経験し学習したことは、
 
瞬時に、他の機械や他の人に
 
共有できるようになります。
 
 
 
例えば、テスラ。
 
  
 
すでに販売されていて、
 
世界中で走行している車両から、
 
クラウドに映像データ、

レーダーやセンサーデータが
 
送られており、そのデータを基にAIが学習し、
 
自動運転の精度を上げています。
 
 
 
人間の運転手が
 
運転の経験値を他人に共有するのは、
 
非常に困難です。
 
 
 
それこそ、自動車の運転の方法など、
 
教習所で教えられていること以上のことを
 
学ぼうとすると・・・、
 
レーシングスクールに行くくらいしか
 
学ぶ手段はありません。
  
 
 
しかし、テスラの車両は、
 
1台1台が経験したことを、
 
瞬時にAIが共有し、
 
自動運転車のエンジンとして学習されます。
 
 
 
これにより、学習速度は天文学的に速くなります。
 
 
 
ここ数日、
 
デジタル化の9つのメリットについて、
 
戦略的にどのような意味を持つのか?
 
を一緒に考えてきました。
 
 
これらをうまく活用することで、
 
これまで不可能だったことを可能にすることができ、
 
それにより
 
新しいビジネスモデルを生み出すことが
 
できるようになります。 
  
  
 
つまり、これが、
 
デジタル化がもたらす戦略的な意味なのです。
 
 
  
明日は、
 
「破壊的イノベーション事業はニッチ領域から」
 
というテーマでお話しします。
 
 
 
お楽しみに!
 
DXTコンサルティング
兼安暁(かねやす・さとる)でした。

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