未来のショッピングカートが買い物を変えるテクノロジー

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食料品カートのスタートアップであるCaperが、AIが対応するセルフチェックアウトというシステムをショッピングカートに活用した。

食料品カートのスタートアップだけあって、シリーズAの資金調達で1000万ドルを確保したのだ。
CaperはAmazon Goの代替品でもあり、セルフチェックアウトという未来のショッピングカートに、コンピュータービジョンとセンサーを活用している。
これらの機能によって商品を精算したいユーザーは、商品をドロップする際に簡単にスキャンできるようになる仕組みだ。

導入において付随する費用は低く、コストパフォーマンスに優れていることを考えると、Amazonのような大手だけでなく中小規模の小売店でも導入しやすい。
そうなると、数え切れないほど多くの店で利用されることになり、汎用性も高まって多くの人々にとって慣れ親しんだ決済システムとなる。
幅広い食料品店での展開を可能にしたという点は、まさに画期的な決済システムだ。

 

現金の信頼度が非常に高い日本では、決済において現金を使うのが当たり前という意識のためにキャッシュレス決済システムがなかなか浸透していない。
AIサービスへの信頼度も低いために、AIが対応するセルフチェックアウトシステムへの抵抗感はかなりあるだろう。

アメリカをはじめとしてヨーロッパなどの欧米から、アジアでもキャッシュレス決済が非常に普及している韓国や中国といった国々で導入されていくことによって、Amazonだけでなく世界を巻き込んだ新しいAIショッピングカートが使われていくと考えられる。
センサーとコンピューティングパワーのコストの急落に、急速に進化するAIサービスが多目的な範囲に及ぶようになったことが、小売機器にこれまでにないほどスマートで、パーソナライズな対応を可能にさせたことも要因だ。
高度な小売機器は、スキャン技術の進化と小売店が持つデータから判断し、よりスムーズに買い物ができるようになるだろう。

AIによって意思決定が楽になれば、そのために時間もかからなくなる。
毎日の買い物を悩まずにできるとなれば、日本でも喜ぶ人が増えるに違いない。

一方で、新たなサイバーセキュリティへの対策は不可欠だ。
これによってloTに新しい市場の重要性が生まれるとあって、これまでになかった新しいセキュリティ対策が求められる。
小売店ならユーザーのプライバシーを守るデータ保護が不可欠だし、これまで以上の合理化され、安全性を高めたネットワークが必要になるだろう。
サイバーセキュリティへの対応によっては、導入を見送る小売店もあるかもしれない。

新しいものが出てきた時には素早く導入するところもあれば、しばらく様子見をするところ、当面は見送るところの3つに分かれるのが世の常だからだ。
デメリットを大きく上回るメリットがなければ、慎重姿勢になるのも無理はない。
今後どのようなAI食料品カートの発展が見込まれるのかや、それに対してセキュリティ対策がしっかりと追い付くかどうかで、世界の買い物事情が変わるのは楽しみでもある。

参考:Smart grocery cart startup Caper bags $10 million.

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