テクノロジーの進化とSDGs

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
  
 
 
 
さて、今日のお話は、
 
「テクノロジーの進化とSDGs」
 
というテーマです。
 
 
 
グローバル市場を目標した場合、
 
すぐに出来ること、身近にある課題が
 
SDGsの17個の目標あるいは、
 
そのうちの169のターゲットの
 
どれかに当てはまっている!
 
からといって、
 
それをベースにDXを考えるのは、
 
ダメです。
 
 
  
それでは、
 
10億人どころか
 
1億人にも影響を与えることは
 
できないでしょう。
 
 
 
ここは、
 
「Think Big, Act Small」です。
 
 
 
まずは大きなビジョンを描き、
 
そこに向かって小さく始めるのです。
 
   
 
少し前に、テクノロジーの波が、
 
AI、エネルギー貯蔵技術(バッテリーなど)、
 
ロボティクス、遺伝子操作、
 
ブロックチェーン、IoT、5G、宇宙開発、
 
3Dプリンタ、幹細胞培養、VR/AR、
 
太陽光発電、EV、自動運転、ドローン、
 
ウェアラブル・デバイス、材料工学
 
などのの領域に、
 
同時に来ているという話をしました。
 
 
 
SDGsで掲げている目標は
 
とても大きいですが、
 
これらのテクノロジーの力を借りれば、
 
不可能ではなくなりつつあります。
  
 
 
そして、
 
すでにこれらのテクノロジーの
 
一部を使って、
 
次のような複数のグローバル目標を
 
同時に解決しようとする試みも
 
生まれています。
 
 
 
例えば、
 
植物由来の肉や、
 
幹細胞培養による食肉生産は、
 
気候変動の原因となる森林破壊を
 
経済的に意味のない状態にして
 
減らすことに繋がります。
 
 
 
植物由来の肉は、
 
美味しくともホンモノではありません。
 
 
 
しかし、
 
幹細胞培養による食肉は、

DNA的にはホンモノです。
 
 
 
驚くべきは、
 
どちらもスタートアップが挑戦して
 
最初の扉を開けていることです。
 
 
  
新しいテクノロジーの進化によって、
 
これまで飲料水を得るのに
 
何キロも歩いて
 
水を汲みに行かなくては
 
ならなかった村に、
 
使っても使いきれないほどの飲料水を
 
もたらすことに成功したのも、
 
スタートアップです。
  
  
  
ここで注目すべきは、
 
スタートアップが最初の扉を開いた後に、
 
大企業が注目して
 
資本を入れる動きが始まっていることです。
  
 
 
質の高い教育も
 
グローバルで誰でも受けられる時代は、
 
あと少しのところまで来ています。
 
 
 
スペースXのスターリンクが
 
1万2千基の低軌道衛星を
 
打上げることができれば、
 
地球上をインターネットで覆うことが
 
できるようになります。
 
 
 
現在、
 
インターネットにアクセスできる人口は
 
世界人口の半分に相当する
 
約40億人です。
 
 
 
あと5~6年で、
 
残りの40億人も
 
インターネットにアクセスが
 
できるようになります。
 
 
 
そうなると、
 
スマートフォンさえあれば、
 
基本的に得られない情報はないので、
 
国境や生まれ、財産による格差なく、
 
質の高い教育を受けられるようになります。
 
 
  
ヒト遺伝子も、
 
わずか1万円程度のコストで
 
100%解析できるようになっている現在、
 
遺伝子や腸内細菌に応じた
 
医療診断やクスリの処方、
 
食事などを個々人に合ったサービスも
 
提供できるはずです。
  
 
 
どうでしょう?
 
 
 
SDGsで掲げている目標は
 
とても大きいですが、
 
テクノロジーの力を借りながら、
 
成し遂げられていますね!
 
  
 
   
明日は、
 
「Covid-19とDX」
 
というテーマでお話しします。
 
 
 
お楽しみに!
 
DXTコンサルティング
兼安暁(かねやす・さとる)でした。

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