AI、AV進化は止まらない

Blog

DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
 
昨日は
 
「産業はいずれ1つになる?」
 
というテーマでお話ししました。
 
 
 
ある1つのテクノロジーが
 
進化することで、
 
他のジャンルにも影響を与え、
 
徐々にビジネスジャンルの垣根を超えて
 
収束していく様子をお話ししました。
 
 
 
例えば、既に

UberやLyft、Grab等のMaaS企業
 
といったライドヘイリング事業者や
 
Line、AppleといったSNSや音楽配信の会社が
 
アプリにウォレットを組み込んで、
 
FinTech市場にも参入しています。
 
 
 
さて、今日のお話は、
 
「AI、AV進化は止まらない」
 
というお話です。
 
 
テクノロジーの進化は、不可逆です。
 
 
いちど開発されて広がったものは、
 
無かったことにはできません。
 
 
 
一国の規制で、1つの国の中では、
 
テクノロジーの使用を
 
食い止めることはできるかもしれません。
 
 
 
しかし、
 
変化に抵抗して足を止めてしまうと、
 
その分野での競争力を失い、
 
その分野での将来の市場を
 
他社や他国に奪われてしまいます。
 
 
 
どこか一国が
 
その開発を進めてしまうと、
 
核兵器とおなじで、
 
他国も追随せざるを得ません。
 
 
 
それが、
 
いま起こっている変化の本質です。
 
 
 
AVやAIにも同じことが言えます。
 
 
例えば、
 
AV(自動運転車)について、
 
日本は歩行者が多いから危険だ、
 
という理由で規制を
 
かけたままにしたとします。
 
 
 
すると、
 
中国企業や米国企業が
 
一歩も二歩も先を行くことになります。
 
 
 
その結果、
 
彼らに先に特許を独占されてしまいます。
 
 
 
そうなると、
 
後から追いかけて追いつくものではありません。
 
 
 
AI(人工知能)についても、
 
同じことが言えます。
 
 
 
例えば、ある国で
 
AIとロボットが、
 
人々の仕事を奪ってしまうから、
 
国策でロボットの導入を抑えようと、
 
法律で決まってしまったとします。
 
 
 
その結果、
 
その国の企業は、
 
国際競争力を失い、
 
結局人々の仕事は、
 
他国に奪われてしまいます。
 
 
 
こうしたことは、
 
スマート・アイウェアや、
 
遺伝子治療の研究、
 
腸内細菌の研究など
 
あらゆるジャンルで起こり得ます。
 
 
 
実際、
 
日本では既得権益や倫理的な問題で
 
研究が進められないジャンルが
 
いくつも存在するのです。
 
 
 
しかし、
 
既得権益者がいない国では、
 
宗教的・倫理的な問題が
 
クリアされさえすれば、
 
日本でできないジャンルの研究も
 
あっさり進む可能性は十分にあります。
 
 
 
そういった国で、サービスを開発し、
 
確立した企業は、
 
将来のその分野での地位を
 
グローバルに確立するでしょう。
 
 
 
このテクノロジーの進化は、
 
もう止められません。
 
 
 
私たちが現実から目を逸らしても、
 
進化はどんどん進んでいくのです。
 
 
明日は、
 
「悲報:右肩上がりの成長では負け組です」
 
というテーマでお話しします。
 
 
 
お楽しみに!

タイトルとURLをコピーしました