記憶して感情も表せるデジタルアバターの誕生

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サムスンテクノロジーアンドアドバンスドリサーチ(STAR)ラボでは、ネオンというプロジェクトに取り組んでいる。
そのプロジェクトの成果として、この度、超現実的なデジタルヒューマンアバターが完成したと発表したのだ。
ネオン・デジタルアバターは、クラウドに接続されたAIアシスタントではなく、生きている人間と同じような動きを発揮できるという。

学習して記憶する、感情を表現する、記憶を保持できるように設計された、対話できるロボットであるチャットボットになっているのだ。
ネオンは、コンピューター・ヒューマン・インタラクション研究者であるPranav Mistryが率いているプロジェクトだ。

ネオンでは2つの独自技術を開発し、今回発表されたチャットボットなどの開発に活かしている。
1つの技術はCore R3というもので、リアルタイムの応答性を有し、数ミリ秒未満でクエリに応答できるという技術だ。

2つ目の技術はSpectraというもので、人間に似た感情や知性を保持することができ、チャットボットの記憶機能を担う技術である。
Spectraの基盤となるような技術は、ほかではまだ類をみない技術である。

サムスンによれば、発表から半年ほどで世界中のパートナーに向けて、ネオンボットをベータリリースする予定だという。
サムスンの人工人間プロジェクトはデジタルアバターとしての進化を期待されている。

 

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ネオン・デジタルアバターは明日の天気を尋ねた場合や行ったこともない交通ルートについて質問したとしても、答えてはくれないだろう。
なぜなら、インターネットと接続されたAIとは違って、すぐにインターネットを通じて情報を収集することや情報を発信することはできないからだ。

ネオン・デジタルアバターがAIと違うのは、人間と同じように自分で学習した記憶や感情で対話ができるところにある。
つまり、人間と同じようにクエリ(質問)に応答することを目的としているものだ。
だから、天気予報の知識を事前に得ていれば、「明日は晴れるらしいよ。」と答えてくれるし、行き方を学習して記憶した場所ならルートを教えてくれても、そうでなければ、「わからない。」と答えるわけになる。

もっとも、インターネットに接続することなく、特定の分野における専門知識をあらかじめ習得させておくことは可能だ。
たとえば、医療や医薬品に関する知識を覚えさせておき、ドラッグストアなどで店員の代わりに受け答えさせるといったことも期待されている。

次世代デジタルアバターとして、人間と同じように話したり振る舞ったりすることができるようになるのが目標だ。
サムスンでは財政的なアドバイスから医療支援まで、個人がわざわざ専門家に尋ねに行かなくてもアドバイスを受けられるようになることを目指している。

この機能をネオンサブスクリプションのライセンスとして提供することを計画している。

ネオン・デジタルアバターは、ニュースからアカデミー賞のステージまで、テレビ画面にも登場し、デジタルとアライブが見分けがつかない未来をもたらすかもしれない。

参考:Samsung’s ‘artificial human’ project definitely looks like a digital avatar.

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