デジタル技術がもたらす医療の進化

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
  
 
 
さて、今日のお話しは、
 
「デジタル技術がもたらす医療の進化」
 
というテーマです。
 
 
 
IoTによって、人の体の状態が
 
常時、計測されデータが蓄積され
 
デジタルツインが当たり前になると、
 
医師や製薬会社にとっても
 
貴重な情報になります。
  
 
 
例えば、
 
処方されたクスリの成分や処方量によって、
 
血液中の成分がどう変わっていくかを観察できる
 
ようになるからです。
 
 
 
さらには、
 
DNA解析、腸内細菌検査、
 
アレルギー検査などは、
 
ますます精度が高くなり、
 
しかも安価になっていきくでしょう。
 
 
 
すでに、
 
一人の人間のDNA配列すべてを解析する費用は、
 
1万円程度まで落ちています。
 
 
 
また、DNAも腸内細菌も、
 
個々人で内容がまったく異なります。
 
 
 
腸内細菌の内容次第では
 
ほとんどの人にとって健康的とされる食材が、
 
毒になってしまう人ケースもあるのです。
 
 
 
今後はDNAや腸内細菌と
 
食べ物の組み合わせを検査して、
 
検査情報と運動や食材/調理方法を
 
組み合わせることで、
 
健康的な生活を送るための運動指導ばかりでなく、
 
メニューの提案をしてくれる
 
サービスがあたりまえになってくるでしょう。
 
 
 
 
先ほど、製薬会社についても
 
少し触れましたがこうした技術によって
 
開発速度も加速します。
 
 
 
これまでは、動物実験に成功してから、
 
人体に投与しても問題ないかどうかを
 
治験で確認するまでに、
 
大変長い時間がかかっていました。
 
 
 
今後は
 
治験までの期間を大幅に短縮できるようになるため、
 
新薬の開発期間を縮めることが期待されています。
 
  
 
このように医療はマス・カスタマイゼーション
(個々人に合わせた別々の治療やクスリの調合)
 
に変化していきます。
 
 
 
ヒトは病気をしない健康的な身体を
 
維持できるような健康提案に
 
合わせて生活するようになるでしょう。
 
 
 
その結果、
 
誰もが高齢になっても健康で
 
病気のない状態で生活できるようになるはずです。
 
 
 
 
明日は、
 
「中国のデジタル都市」
 
というテーマでお話しします。
 
 
 
 
お楽しみに!
 
DXTコンサルティング
兼安暁(かねやす・さとる)でした。

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