パナソニックが装着感に優れた高画質・音質な軽量VRメガネを開発

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パナソニックは、Consumer Electronics Show(CES)において、世界初となる高ダイナミックレンジ(HDR)超高解像度VRメガネを発表した。
パナソニックはこれまでもテレビやオーディオシステム、デジタルカメラ、ブルーレイディスクプレーヤーで成功を収めてきた企業だが、現在ではVR分野のリーダーとして台頭してきている。

今回のVRメガネは、世界トップクラスのVRグラス向けデバイスメーカーであるKopin社と共同で開発されたものだ。
軽量で、これまでにないほどに邪魔にならず、装着車にとってはかなり快適な造りとなった。
高画質の度合いは、現在注目されている4Kを超える高解像度となっており、世界で初めて1HDRに対応させることに成功した。

テレビやブルーレイディスクプレーヤーといった映像機器開発で培ってきた信号処理技術や音響技術、デジタルカメラLUMIXの光学技術など、パナソニックの技術を総結集させて融合させることで、まるで映像に引きこまれるような臨場感あふれる仮想現実を体験できるという。

 

Image Credit: Panasonic Corporation of North America

5Gの商用サービス本格化に向け、VRグラスを用いたスポーツ観戦や旅行などの疑似体験といった新たなサービスの提供が期待される中、高画質で高音質なVRメガネへのニーズも高まっている。

しかし、これまでの開発実績では、没入感が高い高度な疑似体験ができるようになる一方で、本体が大型化してしまう傾向にあった。
いかに臨場感溢れる仮想現実が体験できても、重たいVRメガネをヘッドバンドで頭部に固定するとなれば、やはり、現実に引き戻されてしまうだろう。
見た目にも違和感があり、女性や子供が利用しにくいといった難点もあった。

だが、パナソニックが開発したVRメガネは小型・軽量でヘッドバンドも不要であり、一般的なメガネのような形状で快適な装着感を実現したのだ。

エンターテインメントはもちろん、スポーツや仕事、ヘルスケア、さらにはアーキテクチャの分野に至るまで、VRによるバーチャルな世界の活用可能性を広げ、広告主がコンテンツを表示する新たなプラットフォームを提供してくれるに違いない。

従来抱えていた課題であった重量や装着感の問題をクリアしただけでなく、4K超のハイスペックを誇るHDR対応の高画質が実現されている。
パナソニックとKopin社とが共同開発したマイクロ有機ELパネルを搭載したことで、画素の境界が網目のように見えてしまうスクリーンドア効果の発生も抑えることに成功し、自然で滑らかな映像が実現できるという。

Kopin社・3M社・パナソニックで新たに共同開発した光学モジュールを使ったことで、歪みを抑えた自然な映像を表示できるのも魅力だ。
磁性流体を用いた独自のダイナミック型ドライバーを採用したことで、振動板の正確なストロークを実現して歪みを抑え、超低音から高音まで広帯域再生に対応する高音質も実現させた。

参考:CES 2020: Panasonic Unveils World’s First Ultra HD VR Eyeglasses.

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