DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
昨日は
世界がレイ・カーツワイル博士
の予測通りに動いてきていることを
博士の年表をもとにお話ししてきました。
昨日は2020年〜25年についての
年表でしたが、恐るべき的中率でしたよね。
さて、今日は、
「ある博士の『未来年表』(後編)」
というお話しです。
今回は、
2026年〜2038年までの博士の予測を
お伝えしたいと思います。
【2026~27年】
・クルマの所有がなくなり、
道路を走るのは自動運転車だけになっている。
・垂直農業が主要なメガシティにおける食糧生産で
ビジネスとして成立するようになる
・VRがいたるところに存在するようになる。
親は、こども達が常に別の世界に行ってしまっていることに
不満を抱くようになる。
・VRによって観光名所に行った気になるため、
疲れる旅行を避けるようになり、旅行が減り始める。
たった5〜6年先にこんな社会に
なるとしたらびっくりしますよね。
垂直農法というのは、
ビルや建物などで農業をする方法です。
畑が垂直に、積み重なる形になるので
垂直農法というわけです。
しかし、カーツワイル博士の予測の
的中率は86%ですから十分、
実現する可能性があります。
旅行の現象については、
今回のコロナ禍も相まって早まるかも
しれませんよね。
【2028〜29年】
・新しい太陽光発電所と風力発電所の建設は、
既存の石炭火力発電所と天然ガスによる
火力発電所を運営するより、
少なくとも世界の半分の国では安くなる。
・世界の原油需要はピークを記録し、
その後は減っていくように見える。
・自動運転電気自動車は、大都市を走るクルマの半数に達する。
エネルギーの世界にも
大きな変化がありそうです。
もし、カーツワイル博士の予測通りになれば、
CO2削減も加速度的に進むでしょう。
そして、
自動運転車が増えれば、
日本でも問題になっている高齢者による事故は
激減するのではないでしょうか。
【2030~31年】
・AIがチューリングテストに合格した。
つまり、あらゆる領域でAIは
人間の知能と同等か超えたことを意味する。
・情報機関は次のことを確認する。
1990年~2029年の間に送信され、
安全に保管されていたインターネット上の
メッセージは、量子計算機によって順々に解読され、
プライベートなコミュニケーションは
オンライン上にさらされる。
・複数のオイルメジャーが倒産した。
2つ目の予測はちょっと怖いですね。
プライバシーはほぼ守られないと
いうことを意味しますから。
あと10年先の未来には
AIが人間を超える日が来るのかもしれません。
【2032〜33年】
・医療用ナノロボットが人体の中で実証され、
免疫系を拡張することができるようになった。
・ロボットはすべての場所で当たり前になり、
すべての手作業の労働者や繰り返し作業
(たとえば受付係やツアーガイド、ドライバー、
パイロット、建設従事者)が消滅する。
・アバターロボットが普及し、
すべてのヒトが意識を世界中の遠隔地へと
テレポートさせることができるようになる。
少し前に「AIに仕事が奪われる」という話題が
全世界的に盛り上がりました。
32〜33年にはいよいよその段階に達するようです。
そのとき、私たちの暮らしはどうなるのか?
とても気になるところですね。
ここまで、
【2026~2033年】の未来年表を
ご紹介しました。
いかがでしたか?
自動運転車が普通になり、
農作物はビルで生産されるようになる。
エネルギー問題が
風力、太陽光で一気に解決し、
その結果、オイルメジャーが倒産する。
AIが人間を超え
単純労働をロボットがするようになる。
2020年の時点では、
想像もできないことが近い将来起こりそうで、
ワクワクしますね!
明日は、
「想像以上にヤバイ日本の未来」
をお届けします。
お楽しみに!