生存率1%!?自動車部品メーカー

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
 
昨日は、
  
「すでに滅んだ産業、滅びかけている産業」
 
というテーマでお話ししました。
 
 
これから、
まもなくディスラプトされて(滅んで)しまう産業に
ついて考えていくにあたり、
 
すでに滅んでしまった産業、
ほとんど滅んでしまっている産業の事例として、
 
 
●百科事典、辞典
●CD・DVD・VHSレンタル/販売
●旅行代理店
 
   
を見てみました。
 
 
今日からは、
間もなくディスラプトされる産業のお話です。
  
 
 
初日の今日は、
  
「生存率1%!?自動車部品メーカー」
  
  
というお話です。
  
 
一番初めに
「ディスラプトされる産業」として紹介するのは、
自動車産業です。
 
  
自動車産業と言えば、
日本の製造業を支える「屋台骨産業」と言われています。
 
 
製造業の中でも最も裾野が広いことで知られていますね。
 
 
日本の中小製造業のほとんどは、
自動車の部品を製造していると言われることもあります。
 
 
しかし、
その自動車産業が滅びかけています。
 
 
特に、
急速にガソリン車やハイブリッドが減り、
電気自動車(EV)に置き換わると、 
 
これまで、
ガソリン車やディーゼル、ハイブリッド車などの
 
内燃機関を必要とする
自動車の部品を作っていた企業が滅びます。
 
 
自動車産業のすべての企業が
滅びるわけではないものの、
   
産業を構成する大部分の企業が
無くなるとなれば、
 
それは「産業が滅びる」と言っても
良いと思うので、
 
そのように表現しています。
 
 
 
では、なぜ、
EVに置き換わると自動車産業が滅びるのでしょうか?
 
 
従来、
自動車一台を作る時に必要な部品点数は
約3万点あると言われています。
 
 
一方で、
EV車の場合の部品点数は、
 
10分の1の
2~3千点で済むそうです。  
  
 
1種類の部品を1社だけが作り、
各社は1種類の部品しか作っていないと
仮定します。
 
 
この時、
新しく製造・販売されるクルマが
すべてEVになると・・・
 
これまで部品を作っていた中小企業の9割は、
仕事を失うということになります。
 
 
それだけではありません。
 
 
部品が3Dプリンタで製造できるようになると・・・
 
これまで複数の部品を組み立てて作られていたものが、
一体成型で作られるようになるため、
 
さらに10分の1の200点程度の部品で
クルマが作れるようになると言われています。
 
 
EV車は高価なので、
まだまだ普及は先だという話と思われるかもしれません。
 
 
実際に、2015年時点で、
EVの車両価格に占めるバッテリーコストは
6割近くを占めていました。
 
 
しかし、
2025年には車両価格の2割程度に
落ちると予測されています。
  
 
バッテリーのコストが下がるだけでも、
車両価格はかなり下がるはずです。
 
 
EVの車両は、
部品点数が少ないですし、
 
3Dプリンターが
製造ラインに投入されれば、
 
もっと安くなっても不思議はありません。
 
 
すべてのクルマが、
ガソリン車やディーゼル、ハイブリッド車から
EVに置き換わるのも、
遠い未来ではないでしょう。
 
 
そうなると・・・
従来、
自動車の部品を製造していた中小製造業の
ほとんどが滅びてしまいます。
 
 
自動車産業を構成する大部分の企業が
無くなってしまうということは、
 
自動車産業がディスラプトされると言っても、
過言ではないでしょう。
 
 
  
明日は、
     
「誰でもクルマが作れるようになる時代」
   
というテーマでお送りします。
    
    
お楽しみに!

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