証券会社と保険会社が消滅する日

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
 
昨日は
 
「今話題のFinTechとは」
 
というテーマでお話ししました。
 
 
今、話題になっているFinTechは、
 
例えば、送金ではPaypal、
 
決済で言えばStripe、Square等、
 
実はすでに私たちにとって
  
身近になってきていましたね。
 
 
 
そして、既存産業である、
 
銀行の事業領域に大きな影響を
 
出し始めているのは昨日お話しした通りです。
 
 
さて、今日は、
 
「証券会社と保険会社が消滅する日」
 
というお話しです。
 
 
 
少し物騒な話題が続きますが、
 
FinTechの影響を語る上で、
 
証券や保険についても
 
触れないわけには行きません。
 
 
 
 
すでに
 
海外では大きな影響が出てきましたし、
 
今後、日本でも大きな変化が起こるはずです。
 
 
 

まず、
 
証券会社はすでにネット証券に
 
顧客を奪われつづけ、
 
昔ながらの証券会社は縮小する一方ですよね。
 
 
 
唯一聖域として残っていたのは、
 
株式市場に上場する際の手続きを行う主幹事業務です。
 
 
 
しかし、
 
これも規制に守られていなければ
 
成り立たなくなっています。
 
 
 
例えば、米国では、
 
クラウドファンディングによって、
 
特に厳しい審査もなく百万ドル
 
(1億1千万円相当)まで
 
調達できるようになりました。
 
 
 
 
KickStarterを代表とする
 
クラウドファンディングの
 
プラットフォーム提供会社が、
 
証券会社の事業領域を浸食しているのです。
 
 
 
また、
 
ICOやSTOといった
 
仮想通貨の発行による資金調達も生まれました。
 
 
 
これらは、日本や米国では、
 
表向きは投資家を守るため
 
(実際は、むしろ既存権益を守るため)に、
 
厳しく規制されはじめました。
 
 
 
しかし、
 
例えばエストニアではまだそこまで
 
強い規制にはなっていません。
 
 
 
海外で成功事例が出てくれば、
 
日本でも規制緩和が進むでしょう。
 
 
 
そして、
 
規制緩和が進めば、
 
証券業界はますます厳しい状況に
 
追い込まれます。
 
 
 
保険産業も、
 
これからは危機を迎えます。
 
 
海外ではP2Pの保険が出てきているようです。
 
 
最も、事故や死亡診断など、
 
保険金請求に対する事実の調査(オペ)が
 
自動化されるのはまだまだ先でしょうから、
 
完全自動化は難しく、
 
P2P保険による価格破壊がどこまで進むかは懐疑的です。
 
 
 
それよりは、
 
損害保険の利益のほとんどを
 
生み出しているといわれている自動車保険が、
 
AV(自動運転車)の普及によって
 
不要になると言われています。
 
 
 
生命保険についても、
 
病死のリスクが減っていき、
 
高齢化も進む中で、
 
果たして加入するニーズが
 
これからも続くのかは未知数でしょう。
 
 
 
ここまで、DXの金融版である
 
FinTechについてお伝えしてきました。
 
 
 
海外の状況を見る限り、
 
日本の証券業界や保険業界にも大きな影響が
 
出そうですよね。
 
 
もちろん、ユーザーとしての利便性向上も
 
期待できるわけですが、
 
既存産業の立場からすると厳しい状況に
 
なると言えるでしょう。
 
 
そして、この危機的な状況は
 
何も金融業界に限った話ではありません。
 
 
 
日本のお家芸と言える製造業にも
 
デジタル化の深刻な影響が迫っています。
 
 
 
明日は、
 
「DXが町工場にもたらす破壊」
 
というテーマでお話しします。
 
 
 
お楽しみに!

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