未来のGAFAを狙うには?

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
 
昨日は、
  
「宇宙鉱山は100兆円ビジネス」
 
というテーマでお話ししました。
 
 
ロケットに関する最新のテクノロジーでは、
 
大量のロケットを短期間に低コストで
 
打ち上げられるようになることで、
 
人工衛星を比較的容易に
 
軌道に載せることができるようになります。
  
 
 
地球上を
 
衛星インターネットで覆うことも可能になり、
 
今まで取得できなかったさまざまなデータが
 
安価に取得できるようになり、
 
 
これまで
 
「不可能」と言われてきたことも可能になります。
  
  
 
さらには、
 
宇宙での太陽光発電や、
 
宇宙鉱山の開発といった分野で、
 
あらたなビジネス機会を創り出そうという
 
スタートアップ企業も増えていくでしょう。
 
 
 
 
さて、今日は、
 
    
「未来のGAFAを狙うには?」
   
   
というお話です。
  
  
世の中の変化の本質の1つは、
 
『ディスラプション』=破壊。
 
 
 
Google、Apple、Facebook、Amazonの4社が、
  
これまであった産業構造に変化を生じさせ、
 
破壊行為を行っていることを
 
このブログを読んでいる方は、

何度も目にしており、ご存知でしょう。
  
 
 
これから先、
 
未来のGAFAになり得る企業は
 
出てくるのでしょうか?
 
 
 
先進国では、21世紀に入ってから
 
モノが溢れて売れなくなっている
 
という話を聞きます。
 
 
 
新興国では、
 
所得が増えて生活に余裕が出てきた人々が、
 
豊かな生活を享受するために、
 
飛ぶようにモノが売れています。
 
 
 
しかし、ヒトは
 
ある程度豊かになってくると、
 
すでに持っているモノばかりになるので、
 
購入意欲は薄れてきます。
 
 
 
例えば、中国も、
 
2018年あたりから
 
特に沿岸部や大都市で景気が落ちている理由は、
 
米国との貿易戦争といった側面ばかりが
 
強調されていますが、
 
 
国内消費が鈍っているところからみると、
 
先進国と同様の状態になり始めているのが
 
大きな原因だと思います。
  
 
 
ヒトは、モノで満たされなくなると、
 
モノを買わずに
 
シェアしようという動きが出てきます。
 
 
 
音楽や映画を思い浮かべてください。
  

今の時代、
 
月々1000円くらいの費用で、
   
Amazon MusicやAmazon Prime、
 
SpotifyやNetflixなど、
 
音楽は聞き放題、映画も見放題になっています。
  
 
 
低価格でいつでも手に入るために、
 
もはや
所有権を持つ必要がありません。
   
 
これからの時代、仕事も遊びも、旅行も・・・
 
 
物理世界から
 
バーチャルな世界に移行していきます。
 
 
 
新型コロナウイルス感染症の広がりにより、
 
すでに、皆さんも経験があるかと思います。
  
 
ある程度の仕事は、
 
毎日1時間かけて出勤しなくても、
 
Dorpboxなど
ファイル共有クラウド、
 
メールやSlackなど、
メッセージングサービス、
 
Zoomやスカイプなどの
ビデオ会議サービスで
 
で足りてしまうことを。
 
 
 
VRやARによって、
 
実際に同じ空間にいる感覚が
 
味わえるようになると、
 
もはや、物理的に同じ空間で
 
仕事をする必要はなくなるでしょう。
 
  
VRやARは、
 
これまでお伝えしてきたように、
 
今後さまざまな領域で利用され
 
日常生活に浸透していくでしょう。
 
 
 
VRやARの世界を構築するには、
 
VR・ARのコンテンツや、
その基盤を構築する必要があります。
 
 
その基盤を構築するエンジニアは、
 
これまでは
 
ゲーム業界にいました。
 
 
 
ゲーム業界は非常に活況ですし、
 
ゲーム業界にいること自体のロイヤルティも高いため、
 
 
エンジニアを
 
ゲーム業界の外に引っ張りだすことは
 
非常に困難です。
 
 
 
そこの制約を突破できた企業は、
 
今後急成長をするに違いありません。
  
 
 
VRの世界を構築するのが容易になると、
 
次は、プラットフォームです。
 
 
スマホでいうところの
 
iOSやAndroidのようなOSと、
 
そのOS上で動作するアプリを
 
購入してダウンロードできる
 
Appストアや、Google Play等に相

当する機能です。
 
 
 
現在では、
 
VRヘッドセットのメーカーが
 
独自のプラットフォーム上で提供していますが、
 
いずれ集約されていくでしょう。
 
 
この市場を握ったところが、
 
未来のGAFAになります。
 
 
     
明日は、
     
「スペーシャル・ウェブ産業が秘める大きな可能性」
   
というテーマでお送りします。
    
    
お楽しみに!

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