4Dプリンティングの大きな可能性

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
 
昨日は、
  
「鶏の羽からナゲットを創る技術」
 
というテーマでお話ししました。
 
  
 
畜産業への利用も広がっている
3Dプリンタ。
 
 
一昨日、
医療業界において、
 
心臓や肺といった人間の臓器が
3Dプリンタで作られているとお伝えしましたが、
 
同様に、
牛の筋肉やレバー(肝臓)も作ることが可能
というお話でした。
 
 
鶏の羽の細胞からナゲットもでしたね。
    
 
しかも、
3Dプリント肉は、
 
世界の人口増加に対応する
より持続可能なソリューションとなっている点、
 
遺伝子操作なく、
抗生物質などで汚染もされていない点など
 
 
環境への有害な影響なしに
肉の需要を満たすことができるこの技術として、
非常に期待されています。
 
   
 
さて、今日は、  
  
「4Dプリンティングの大きな可能性」
  
  
というお話です。
 
    
 
まず、
4Dプリンティングとは、
 
3Dプリンティングの一種で、
時間軸を加えて4Dとしています。 
 
 
3Dプリントに時間軸と言われても・・・
 
正直、
イメージが湧きにくいですね。
 
 
時間軸とは、
3Dプリンタで印刷された後に、
 
温度変化、機械的な力、電流、水、さらには光など
特定の刺激の下で、
 
形状が変化したり、自らが繋がったり、居り曲がったりして
立体の物体を構築することを指します。
 
 
これまで、
柔らかくて伸縮性のある素材を
3Dプリンタで印刷することは、
 
非常に困難で、
ほぼ不可能と言われていました。 
 
 
また、
水や空気で満たされたものを印刷するのも、
前代未聞でした。
  
 
そんな中、 
スイスのデザイナーChristoph Guberan氏 と
 
MIT(マサチューセッツ工科大学)の国際デザインセンターの
自己組織化ラボ(Self-Assembly Lab)は、
 
今までの常識を覆しました。
 
 
このチームは、
ニューヨークのPatrick Parrish Galleryの展示会で
 
機能的膨張式の
電気スタンド、花瓶、容器のコレクション
 
”液体から気体へ:空気入りオブジェ”
 
を発表しました。
 
  
それは、4Dプリンティング
 
ラピッド・リキッド・プリンティング技術の
 
お披露目の瞬間でもありました。
 
 
驚くべきことに、この展示会では、
 
4Dプリンティング技術で作られたオブジェを
 
購入することもできたのです。
  
   
 
もう少し、
私たちにとって馴染みのある会社の事例ですと、
 
 アディダスも、
4Dプリンティングの技術が活用された商品があります。
 
 
「ALPHAEDGE 4D」というランニングシューズです。
  
 
このランニングシューズには、
 
カーボン社の4Dプリンティング技術
「デジタルライト合成」を使って作られた
 
ミッドソール「ADIDAS 4D」が搭載されています。
 
 
 
最近では、
香港City Universityの研究者チームが、
 
世界で初めて
4D印刷セラミックスの開発に成功したという
発表もあり、
 
4Dプリンティングで扱える素材が、
柔らかいゴムやプラスチックばかりではなく、
増えています。
   
  
 
以上で見てきたように、
 
3Dプリンターに
時間軸が加わった4Dプリンターが、
 
さまざまな大きさ、素材を扱うことが可能になると・・・
 
多様な用途が考えられますね。 
 
 
これまでの製品の製造方法を置き換えるだけでなく、
 
これまでは開発が困難なもの、
困難過ぎて考えつきもしなかったモノまで
 
生まれる可能性があります。
   
  
また、
サプライチェーンを変革し、
マスカスタマイゼーションを可能にするなど・・・
 
これまでの小売り・流通のスタイルを変える要素も含んでいますね。
 
 
そうなると、
このブログを読んでいる方で、
お気づきの方もいるのではないでしょうか?
 
 
小売業、流通業、物流、製造業、建設業、
医療、製薬業、ドラッグストア、畜産業、ファッション業界など・・・
 
  
ディスラプトされる可能性のある産業が
多岐に渡るということを!
 
 
  
明日は、
     
「あなたが知らないバッテリーの真実」
   
というテーマでお送りします。
    
    
お楽しみに!

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