中国のデジタル都市

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
 
 
 
さて、今日のお話しは、
 
「中国のデジタル都市」
 
というテーマです。
 
 
 
さて、IoTの普及によって都市は
 
どのように変わっていくのでしょうか?
 
 
 
日本においては、
 
すでにある建造物やインフラ全てに
 
IoTセンサーを埋め込むのはしばらく
 
時間がかかるでしょう。
 
 
 
 
しかし、
 
中国は、都市へのIoTとAIの導入に積極的です。
 
 
 
杭州では、
 
その都市を本拠地にしているアリババが
 
全面的に協力することで、
 
交通管制センターとAIを活用して
 
交通渋滞を劇的に減らしています。
 
 
 
  
道路上にセンサーやカメラを張り巡らせ、
 
渋滞が起こりそうな交差点では、
 
信号機もAIや管制塔から操作できるようにしました。
 
 
 
 
すでに、
 
道路に張り巡らせられたカメラが
 
交通事故を発見すると、
 
ただちに救急車と事故処理車が
 
急行するシステムが出来上がっています。
 
 
 
 
中国の都市部だけでなくロンドンでも、
 
町中のいたるところに
 
監視カメラが設置されており、
 
顔認証によって、
 
テロリストや犯罪者を検知できる
 
システムが作動中しています。
 
 
 
そして今後は、感染症対策で、
 
多くの国で空港や鉄道駅などの人が集まるところには、
 
無人の熱感知するセンサーの導入が
 
急ピッチで進んでいくことでしょう。
 
  
 
 
さらに、年のエネルギー供給にも
 
変化が起きつつあります。
 
 
 
気候変動に伴い脱化石燃料への対応が進む中、
 
都市のエネルギー効率について、
 
スマートシティーをテーマに検討している
 
行政や企業の間で話題に上りますが、
 
これらが徐々に実用化されるはずです。
 
 
 
 
エネルギー・マネジメントと言われるもので、
 
電気であれば消費電力と
 
発電された電力の需給バランスを保ち、
 
系統がダウンしないことを最優先にしつつ、
 
全体としてのエネルギーコストと
 
CO2排出量を最小に保てるようになります。
 
 
   
こうしたシステムが、
 
家庭やビル、工場や街全体という
 
さまざまな単位で導入されていくことでしょう。
 
 
 
ガスや上下水道も同様です。
 
 
 
送電線や導管の基点ごとにIoTセンサーを設置し、
 
流量や電圧・ガス気圧・水圧などを
 
測定してクラウドに集めます。
 
 
 
 
集めた情報を確認して
 
AIや中央管制室がリアルタイムで
 
バルブの開け閉めを操作したり、
 
次年度以降の計画に反映したり
 
できるようになっていくでしょう。
 
 
 
 
明日は、
 
「宅配ドローンと「見えない道」」
 
というテーマでお話しします。
 
 
 
 
 
お楽しみに!
 
DXTコンサルティング
兼安暁(かねやす・さとる)でした。

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