発表!ビジネスのルールが変わりました(後編)

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
 
昨日は
 
「発表!ビジネスのルールが変わりました(前編)」
 
というテーマでお話ししました。
 
 
お話ししたのは
 
4つのルール変更のうちの2つです。
 

  1. 資金調達の方法が変わった
  2. すべては無料になっていく

 
資金調達が、
 
銀行からの融資や新規上場から、
 
投資家やVC、
 
または大企業からの投資に変わったのが
 
1つ目の変化です。
 
 
 
成果を出す以前の状態でも、
 
アイデアや可能性にお金を集まるのが
 
新しいビジネスのあり方と言えます。
 
 
 
もう1つは、
 
あらゆるものがデジタル化することで、
 
「無料」になっていくという変化です。
 
 
 
その結果、変動費を抑えることが
 
必要になっています。
 
 
 
調達の方法が、
 
融資から投資による資本になっているのも
 
返済という固定費を削減する観点からすると
 
当然のことなのかもしれません。
 
 
 
さて、今日のお話は、
 
「発表!ビジネスのルールが変わりました(後編)」
 
というお話です。
 
 
 
4つのルール変更のうちの
 
残りの2つについてお伝えしていきます。
 
 
3. 日本を市場としていたら生き残れない
4. 雇用の終焉
 
 
この2つです。
 
 
【日本を市場としていたら生き残れない】
 
これは、
 
誰もが薄々感じていることではないでしょうか?
 
 
これまでは日本市場の規模が
 
そこそこ大きかったために、
 
日本市場だけ対象にしたビジネスでも、
 
それなりに成長できました。
 
 
 
しかしながら、
 
あらゆるモノの値段が無料に近づいていくとしたら、
 
購買意欲がもっとも高い20代~30代前半の人口が
 
急激に減少している日本では、規模が小さすぎます。
 
 
 
新しくビジネスを始めるのだとしたら、
 
あるいは投資する先のビジネスは、
 
最初からグローバル市場を
 
ターゲットにする方が賢明です。
 
 
 
【雇用の終焉】
 
すべてが無料になっていくために、
 
企業としては生き残るためには、
 
固定費を減らす必要があります。
 
 
 
固定費の中で一番大きいのは、人件費です。
 
 
さらに、
 
世界はものすごい勢いで変わっていきます。
 
 
その結果、求めれらるスキルは
 
どんどん変わるでしょう。
 
 
 
その変化に合わせて、
 
社員を再教育していくことは
 
おそらく不可能でしょう。
 
 
 
変化が速い時代に、
 
企業にとっても、
 
個人にとっても、
 
雇用ほど柔軟性に欠ける制度はありません。
 
 
 
変化に適応するものが、
 
生き延びるのだとすれば、
 
生き延びるために
 
企業は雇用を捨てざるを得ないでしょう。
 
 
 
 
2日にわたって
 
1.  資金調達の方法が変わった
2.  すべては無料になっていく
3.  日本を市場としていたら生き残れない
4.  雇用の終焉
 
という、
 
ビジネスに訪れた
 
4つのルール変更について
 
お話ししてきました。
 
 
 
あなたはどう感じたでしょうか?
 
 
好むと好まざるとに関わらず、
 
変化は訪れます。
 
 
 
そして、この変化は不可逆的です。
 
 
 
変化に適応して生き延びる道を選ぶのか?
 
 
それとも、
 
抵抗して滅びる道を選ぶのか?
 
 
 
厳しい選択を
 
私たちは迫られているのかもしれません。
 
 
 
明日は、
 
「企業が変化に対応する5つのステップ」
 
というテーマでお話しします。
 
 
 
お楽しみに!

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