システム開発3つの選択肢

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
  
 
 
 
さて、今日のお話は、
 
「システム開発3つの選択肢」
 
というテーマです。
   
   
 
昨日、広告業界において、
 
仮想メディアを抑える方法として、
 
下記2点をお伝えしました。
  
 
1 みずからが仮想メディアを作り出し、大きなシェアを獲る
2 仮想メディアの広告収入を最大限上げるしくみを開発し、
  仮想メディアに利用してもらう(仮想メディア運用エンジン)
 
 
2の仮想メディア運用エンジンについては、
 
仮想メディア広告アプリを
 
開発・運用する企業と提携することで、
 
大きな仮想メディアのシェアを獲ることができそうです。
 
 
 
このように考えた時、
 
次の3つのシナリオが考えられます。
 
 
A 仮想広告メディアアプリを開発し、
   マジックリープ社等で利用してもらうように、
   代わりに同社がスマートグラス市場でのポジションを
   確立するために全面協力をする提携を締結する。
 
 
B 仮想メディア運用エンジンを開発し、
     仮想広告メディアアプリと連動するように、
     仮想広告メディアアプリの開発企業と提携する(あるいは出資する)
 
 
C 複数のスマートグラスメーカーが共通の
     仮想世界を創り出すコンソーシアム結成に尽力し、
     共通仮想世界上での仮想メディア管理の仕組み
    (上記A、Bのアプリのいずれか)を独占的に開発する。
 
 
 
自社のポジションを利用して、
 
提携によって独占的なポジションを
  
手に入れたとしても、
 
なんらかのアプリ(ソフトウェア)を
 
開発する必要がありそうです。
 
 
 
それは、
 
仮想広告メディアアプリ
 
仮想メディア運用エンジン
  
のいずれかを開発することです。
 
 
 
「開発する」と言っても、
 
それでは、
 
どのように開発していけば良いでしょうか? 
 
 
 
この場合、
 
以下の3つの選択肢がありそうです。
  
 
1 自社開発
 (タスクフォースを作って社内ベンチャーとして開発)
2 外部ソフトウェア会社に委託開発
3 スタートアップと提携し、委託開発
 
 
 
2と3は、
 
企業の大きさだけの問題に見えますが、
 
3に関して言えば、
 
資本提携や出資がメインとなり、
 
委託開発を依頼することは、
 
スタートアップの
  
キャッシュフローを助けるための手段という色が
 
濃いと思います。
 
 
 
1は、前述のように、
 
スピード感に不安があることと、
 
社内に技術力があるかどうかも
  
大きな問題になります。
 
 
 
2については、
 
結局仕様は発注側が考えなくてはならず、
 
出した仕様が(受注側の)技術的に
 
出来ないとなった場合でも、
 
下請法上、
 
費用を支払わなくてはならず、
 
時間と資金が無駄になるリスクがあります。
 
 
 
3についても、結局のところ、
 
時間と資金が無駄になる可能性は
 
否定できませんが、
 
2と大きく違うのは、
 
頭数合わせで能力のないエンジニアが
 
集まることはないという安心感はあります。
 
 
 
言い換えると、
 
それなりに腕に自信のある
 
エンジニアによる少数精鋭のチームが
 
寝る間も惜しんで、
 
開発とテストを繰り返し、
 
理想のアプリやエンジンを開発してくれる
 
という期待が持てます。
 
 
 
では、どのようにしたら、
 
そのようなスタートアップを見つけられるでしょうか?
 
 
 
明日は、
 
「スタートアップはこう見つけろ!」
 
というテーマでお話しします。
 
 
 
 
お楽しみに!
 
DXTコンサルティング
兼安暁(かねやす・さとる)でした。

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