エクスポネンシャルな成長速度とは?

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
 
昨日は
 
「ITを武器にしたユニコーンの脅威」
 
というテーマでお話ししました。
 
企業の
DX(デジタル・トランスフォーメーション)対応の

遅れに経済産業省が危機感を抱き、
DXの必要性が叫ばれている理由。
  
それは、
突如として現れた、
ITを武器としたベンチャーが
ITとは無縁だった
産業を破壊して市場を奪っていくから。
でしたね。
  
   
世界最大のタクシー会社→Uber
世界最大のホテルチェーン→Airbnb
  
  
どちらもITを武器に、
既存産業を破壊する
ディスラプター(破壊者)です。
  
  
DX(デジタル・トランスフォーメーション)は、
そんなディスラプターから、
市場を守り、生き残る「策」でもあると
お伝えしました。
  
 
  
さて、今日は、

「エクスポネンシャルな成長速度とは?」

というお話です。

 
これまで、
DXの必要性を理解するために、
 
いま世の中で何が起こっているのか?
 
について、
 
本質的なところをお伝えしたく、
 
『ディスラプション』 『エクスポネンシャル』
  
世の中の変化の本質の中の、
ディスラプション(破壊)から説明しました。
 
 
GAFA
Google、Apple、Facebook、Amazon
の産業破壊の手口。
 
ユニコーンと呼ばれ、
評価額10億ドル(1100億円)以上の
海外のITベンチャー企業の
脅威について。
 
 
このブログの読者は、
今、世の中で起こっている
変化について
把握できたのではないでしょうか。
 
 
今日は、
エクスポネンシャル(指数関数的)
について説明します。
 
ニュースなどで見かけることも
ありますが、 
『エクスポネンシャル』
初めて聞く言葉の方もいるでしょう。
 
 
エクスポネンシャル(指数関数的)とは、
増加の割合が極めて大きいことを意味しています。
 
 
これを企業活動に当てはめると、
どういうことでしょうか?
 
 
通常、
企業の成長率を語るとき、
「前年比10%成長」というように、

パーセント増えた

という言い方をしますね。 
 
 
従来は、
前の年よりも
1%とか、数10%増えたというと、

株主や世間から
企業の経営陣は、
 
「よくやった!」
 
と高い評価を得ます。
 
 
ところが、
ユニコーン企業の場合は、
 
「前年比10倍(10Xと書く)の成長」
 
というレベルで急激に成長します。
 
  
10%と10倍だと、
100倍の開きがあるわけですが、
違いはこれだけではありません!
 
10%成長のA社 と 10X成長のB社では、
起算日から1年目は、9倍の開きですが、

起算日から
2年間ではどうでしょう?

  
A社21%の成長幅に対して、
B社は100倍の成長幅となり、
およそ100倍の差になります。 
 
 
そして、

3年後には → およそ千倍
4年後には → 1万倍
5年後には → 10万倍
 
驚くべきことに、
10倍ずつ
成長率の差が拡がっていくことになります。

 
 
つまり、
初年度の売上が100万円の
起業2年目のベンチャー企業が、
毎年10倍で成長していくとすると・・・
 
2年目1千万
3年目1億
4年目10億
5年目100億
6年目1000億
 
7年経過後には売上が1兆円となります。

 
 
UberやAirbnb、Lyft等は、
 
実際の売上が
エクスポネンシャルに上がらなくても、

ユーザー数が
毎年10倍で増えていったり、
将来の可能性が評価されたりして
 
企業価値の評価額が1兆円になる
 
ユニコーン企業の代表例です。
 
 
既存の大企業では、
資金力があっても、
ユニコーン企業に
とても太刀打ちできない
のが現実です。
 
 
世の中の
変化の本質の1つが
 
『エクスポネンシャル』
 
ということであれば・・・、

 
DXに取り組む企業は
エクスポネンシャルの速度で
変化し続けない限り、
 
生き残れない
 
ということになります。
 
残念ながら、
エクスポネンシャルの速度で
変化をし続けることは、
「不可能」と言って良いでしょう。
 
 
だからと言って
目をつぶって
無かったことにする
わけにはいきません。

 
 
世の中がこのようになってしまったのですから。
 
 
こで、有名なある言葉が胸に刺さります。
 
It is not the strongest of the species that survives,
nor the most intelligent that survives.
It is the one that is most adaptable to change.
 
生き残る種とは、
最も強いものではない。
最も知的なものでもない。
それは、変化に最もよく適応したものである。
 
- Charles Darwin (ダーウィン)
 
 
今日は、

「エクスポネンシャルな成長速度とは?」
 
について、
 
世の中の変化のスピードが
私たちの想像以上に
毎年急激に加速しているということ。
  
これからの世の中、
企業が生き残るためには、
  
『ディスラプション』 と 『エクスポネンシャル』
 
この2種類の変化に適応が必要
 
ということをお伝えしました。

企業は、
世の中の変化に適応しない限り、
生き残れません。
 
不可能と思っても、 
悲観する必要はありません。
 
 

 
明日、その方法となる   
産業を指数関数的・爆発的に成長させる
エクスポネンシャル・テクノロジーについて、
   
「毎年『10倍成長』を実現させる技術」
  
というテーマでお送りします。
 
 
 
お楽しみに!

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