社会で必要な「カンニング」のスキル

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
 
昨日は、
  
「AIアバターを自分のクローンにする時代」
 
というテーマでお話ししました。
 
 
 
160万人以上のフォロワーを持つ
 
インスタのインフルエンサー
 
Lil Miquela(@lilmiquela)
 
 
彼女は、2016年に
 
シリコンバレーのテクノロジー企業
 
Brudが生み出した
 
バーチャルインフルエンサーです。
 
 
また、
2018年に中国では
 
2人のAIニュースキャスターが
 
新華社通信のテレビ放送でデビューしました。
 
 
バーチャルインフルエンサーも、
 
AIニュースキャスターも・・・
 
 
実在しない仮想の人物です。
 
 
 
しかし、あたかも人間のように
 
コミュニケーションをとるとしたら、
  
 
リアルの人間が操るアバターなのか?
 
実在しないAIアバターなのか?
 
 
区別をするのは難しくなるかもしれません。
  
   
このようなAIアバターを
 
自分のクローンにする時代も、
 
すぐそこまで来ているというお話でした。
 
 
 
さて、今日は、
 
    
「社会で必要な「カンニング」のスキル」
   
   
というお話です。
  
 
以前、このブログで、
 
既存の教育産業は、ディスラプトされ
 
これからの教育は、
 
VRが変えていくことを紹介しました。
 
 
その中では、
 
坂本龍馬やノーベル賞受賞するような研究者の
 
日常を体験することによって、
 
彼らの考え方や当たり前レベルを
 
インストールすることもできるようになると書きました。
  
 
しかしながら、
 
そこにたどり着くまでには、
 
もう少し時間がかかるかもしれません。
 
 
とはいえ、それまでの過渡期であっても、
 
いまとは異なる教育が必要となります。

  
 
では、
 
これから求められる教育事業について、
 
考えてみましょう。
 
 
 
デジタルテクノロジーの急速な進化によって、
 
世の中のしくみが大きく変わりつつあります。
 
 
 
いくつかの職業は
 
AIやロボットに取って代わられ、
 
産業がまるごと
 
無くなってしまう業界もあります。
 
 
 
大きな会社に入社したとしても、
 
その会社が
 
10年後に無くなっているという話は、
 
すでに珍しくもないですが、
 
 
この傾向は、ますます顕著になっていくでしょう。
 
 
 
そんな世の中なのに、
 
私たちが
 
こども世代の教育を考えるとき、
 
ついつい、私たちがこどもの頃の
 
価値観や判断基準で考えてしまいます。
 
  
 
しかしながら、
 
知識や数学の解法を暗記する能力は、
 
もはや不要です。
 

 
Googleやウィキペディアで検索すれば良いのです。
 
 

いまの世の中で必要なのは、
 
 
いかに効率よく検索して答えを見つけるか
 
いかに検索した情報の真偽を見極めるか
 

です。
 
 
 
その際に重要なのは・・・、
 
 
  
効率的に正しい情報を手にするために、
 
どんな質問をすればよいか?
 
 
です。
 

 
そして、課題を見極め、
 
その課題を他人と協力して解決する能力です。
 
 
 
これまでの教育では、
 
他人と協力して問題を解決することは、

悪とされていました。
 
 
 
最たる例は、カンニングです。
 
 
 
しかしながら、
 
これから社会に出て
 
もっとも必要とされる能力も「カンニング」です。
 
 
 
いかに、多くのヒトを巻き込み、
 
協調して、
 
答えを見出すかが求められます。
 
 
 
これまでの時代は、
知識や情報がとても大切でした。
 
 
しかしながら、いまは、
知識にも情報にも価値がありません。
 
 
 
こういった新しい時代において、
 
必要な知識やスキルを得る手段を提供するのが、
 
これからの教育事業に求められることですが、
 
まだまだ過渡期。
 
 
 
十分に提供できている会社はありません。
  
 
 
つまり、教育事業には、
 
非常に大きなビジネスチャンスが眠っていることを
 
意味します。
 
 
      
明日は、
     
「デジタルの進歩と癒されたい欲求」
   
というテーマでお送りします。
    
    
お楽しみに!

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