サムスンの特許取得済みスマートコンタクトレンズとは

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サムスンはウェアブル端末を顔に装着しなくても、コンタクトレンズを目に装着することで、見た目にもスマートにテキストのストリーミングやビデオのキャプチャができ、目に直接、画像も照射できるスマートコンタクトレンズの米国特許を取得したと発表した。


スマートコンタクトは眼球運動追跡用のモーションセンサーと隠しカメラ、ディスプレイユニットなどから構成される。
この設計構造からは理論的にはユーザーがデバイスをリモートで制御が可能となり、瞬きをするだけでユーザーインターフェイスを点滅させたり、ナビゲートしたりするなどして、コマンドを管理できると期待される。

 

今はまだ研究開発の過渡期にあるが、2023年までにはスマートコンタクトレンズ市場は72億ドルの規模に昇ると予測されている。センサー技術が進化し、スマートセンサーのサイズは劇的に縮小することが期待されている。

スマートコンタクトレンズはスマートフォンと連携することで、瞬きによってレンズを通じて出された指示がスマートフォンに送られて処理できるという。
写真や動画もスマートコンタクトレンズを通して閲覧できるほか、やがては装着者の視聴覚体験から自動入力されたコンテキスト情報まですべてを記録して送信できることを目指すものだ。
現在人気を集めているGoogle Glassのような投影装置を必要とせず、スマートコンタクトレンズ装着者が映像を見られるようになる。

もっとも、Googleも黙って見守っているわけではない。GoogleでもGoogle Glassのスマートグラスの改良に取り組んでいるからだ。Googleではコンタクトレンズに組み込むことのできるフレキシブル電子回路と涙センサーに関して、2件の特許を取得している。


涙センサーは血糖値を涙で測定することができ、糖尿病などの治療に使うなど医療目的での利用を視野に入れており、すでに大手製薬メーカーとの共同開発にも取り組んでいる。
糖尿病向け血糖監視コンタクトをはじめ、メガネなしには小さな文字が読みにくくなる老眼や遠視矯正向けのコンタクトレンズの開発を進めているという。


スマートグラスの技術により、目の調節機能を回復させて、より快適に文字が読めるようになるものだ。
一方、サムスンのスマートコンタクトレンズはウエアラブル端末の映像を、よりリアリティを持たせ、より実用的になることを大きな目標としている。ウエアラブル端末は装着すると邪魔になるため、スポーツ時には運動の妨げになるほか、重たい、見た目に悪いなどの欠点を持つ。
サムスンでもGoogleでも従来のウェアブル端末の欠点を改良し、スマートコンタクトレンズによって、眼球が直接映像を見る違和感のない投影の実現を目指しているとされる。
いずれにしても、子供の頃に空想したような未来空間のアイテムが、間もなく生み出されようとしている、そんな画期的な開発が進められているということだ。

参考:Samsung patents ‘smart’ contact lenses that record video and let you control your phone just by blinking

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