仮想現実と拡張現実で医療が変わる

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
 
昨日は
 
「AI以上に世界を変える技術」
 
というテーマでお話ししました。
 
 
前回は、
AI以上に世界を変える技術である
VR・ARについてお伝えしました。
 
 
 
米国ではVRの活用により
オフィス経費を劇的削減し、
  
ナスダック上場を果たした
不動産会社があります。
 
 
その会社は、 
全米でビジネスを展開し、
 
12,000人もの関係者を抱えて
いるにもかかわらず、
 
VRを活用することでコストを
圧縮することに成功しています。
 
 
 
また、ベル・ヘリコプター社は
VR技術を応用して
 
設計にかかる時間を10分の1に圧縮する
ことに成功しています。
 
 
 
様々な分野への活用が期待される
VRとARの技術ですが、
今日は医療への活用についてお伝えします。
 
  
 
さて、今日のお話は、
 
「仮想現実と拡張現実で医療が変わる」
 
というお話です。
 
  
VRとARの技術は、 
医療への応用として、
若手医師の手術のトレーニング等に
使われています。
 
 
 
さらに、
まだ実験段階ですが、
 
VRによって脳を騙すことによる治療を
行う研究がされています。
 
 
 
では、
以下の事例についてお話しします。
 
・高所恐怖症の治療
・義肢への適応能力の向上、
・精神疾患の改善
  
  
  
【高所恐怖症の治療】
高所恐怖症や先端恐怖症、
閉所恐怖症等の恐怖症(アクロフォビア)の治療が
VRでできるようになれば、
 
地理的な問題や金銭的な問題で
専門医師によるセラピーを
直接受けられない人達の救いになるでしょう。
 
 
 
オックスフォード大学の研究者チームが、
 
医学的に「恐怖症」と診断された
ボランティア100人を集めて行った実験によると
 
最終的にVR 治療をうけた参加者のうち
 
34人に当初にくらべて大幅に症状の改善が
見られたということです。
 
 
 
【義肢への適応能力の向上】
スイス連邦工科大学ローザンヌ校の
研究者チームは、
 
VRを利用して、
  
足を失った人が義足をより容易に
調整できるよう取り組んでいます。
 
 
 
VRを用いた
シミュレーションが終了するまでに、
 
患者のイメージ上での指の位置と
義肢での指の位置が一致するようになり、
 
シミュレーション終了後も
最大10分間持続したと発表されています。
 
 
 
【精神疾患の改善】
拡張仮想現実の専門家の年次集会である
VR Days Europeで、
 
バルセロナ大学のバーチャル環境学の
教授であるMel Slaterは、
 
彼の講演の中でデモを行いました。
 
 
 
母親が4歳の子供の体となって、
 
やさしい母親、ネガティブな母親、
そして面倒くさいやりとりをする母親など、
 
仮想の「母親」のアバターと交流する
という調査結果が発表されました。 
 
 
 
「ネガティブな母親」は被験者の恐怖感を高め、
 
その結果、
両親の子供への共感を高めることができました。 
 
 
 
これは、
その子どもたちにとって
将来に渡って肯定的な結果をもたらすことが
期待できます。
 
 
このように、VRによって、
 
過去のトラウマを変えたり、
喧嘩しがちな家族との関係を改善したりすることが
 
できるようになることが期待できます。
 
 
 
以上、VRの医療分野への応用事例について
 
お話ししてきました。
 
 
 
高所恐怖症の治療、
 
義肢への適応能力の向上、
 
精神疾患の改善のいずれの場合も、
 
VRによる脳の錯覚を巧みに応用している
事例でしたね。
 
 
 
VRで脳を騙すことが、
治療につながるのは不思議な感じがしますが
 
研究が進めば近い将来には、
一般的な治療方法の一つになっている
 
可能性があります。
 
 
 
明日は、
 
「VRとARの未来」
 
というテーマでお話しします。
 
 
 
お楽しみに!

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