注目!AIが無料になります

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
 
  
 
さて、今日のお話は、
 
「注目!AIが無料になります」
 
というお話です。
 
 
 
10年後の2030年の世界を想像してみましょう。
 
 
現在、
 
未来を想像するときに欠かせない
 
テクノロジーとして
 
真っ先に思い浮かぶもののひとつはAI(人工知能)です。
 
 
 
残念ながら、
 
現在のAIは人間の脳を代替するには程遠いレベルです。
 
 
 
しかし、
 
それでも多くの企業がAIに投資しています。
 
 
 
そして、近い将来、AIは
 
無料で使えるツールになっていくはずです。
 
 
 
今回のCovid-19のパンデミックで、
 
世界中で経済活動が止まりました。
 
 
 
パンデミックは
 
多くの企業や国の財政に
 
壊滅的な打撃を与えましたよね。
 
 
 
ワクチンが開発され、
 
一部で摂取が開始されましたが、
 
世界規模で見れば、
 
いまだ収束の兆しが見えません。
 
 
 
そんな中、
 
デジタル化とAI化はますます注目を浴び、
 
傷んだ中でも残った資金が
 
AI研究・AI開発につぎ込まれることでしょう。
  
 
 
 
たとえば、
 
今回のウィルス感染の広がりと
 
各国での医療崩壊を受けて、
 
医療の遠隔診断のみならず、
 
AIによる診断が加速し始めています。
 
 
 
米国では、
 
Covid-19に関する相談を受け付けるために、
 
音声自動応答装置(IVR)とチャットボットを使って、
 
連絡をしてきた人々にいくつかの質問をするだけで、
 
AIがCovid-19に感染しているかどうかを
 
スクリーニングするシステムを導入しました。
 
 
 
中国の百度(Baidu)は
 
個々人の発熱を群衆の中でも
 
見つけ出すAIを開発していて、
 
北京の鉄道駅に設置しました。
 
 
 
このAIによって
 
駅員がリスクを冒して
 
発熱者を探す必要がなくなりました。
 
 
 
欧州ではCTスキャンの画像から
 
異常を見つけ出す診断サポートにAIを使って、
 
診断に必要な人材不足を補いました。
 
 
 
このように今回のパンデミックは、
 
AIの必要性を際立たせ、
 
その効果と必要性を多くの人が
 
実感したことでしょう。
 
 
 
この流れを受けて、
 
医療分野に限らず、
 
AIへの投資はここ数年で劇的に増えるはずです。
 
 
 
 
今のところAIのエンジニアは
 
極めて貴重な存在で、数が非常に限られています。
 
 
 
AIエンジニアは非常に高価で、
 
大学院修士課程の学生ですら、
 
1年目から数千万円の年収を
 
オファーされるような状況と言われています。
 
 
 
ただし、
 
そのようにAIエンジニアが重宝される時間は、
 
長くは続かないかもしれません。
 
 
 
AIに限らず、
 
テクノロジーは時間とともに
 
限界コストがゼロに近づいていきます。
 
 
 
そして、
 
ビッグデータとそれを使った機械学習
 
(AIモデルを開発する技術/工程)も
 
例外ではないでしょう。
 
 
 
いまはまだ高価ですが、
 
それでも徐々に価格が下がる
 
傾向が見えて来ています。
 
 
 
具体的には、
 
Amazon、Microsoft、Googleが
 
AIのプラットフォームを提供し始めました。
 
 
これらのプラットフォームにより、
 
AIの開発環境が安く手に入るようになります。
 
 
 
このような環境ができると、
 
AIの開発自体は難易度が下がり、
 
むしろ競争の優劣を決めるのは
 
AIに読み込ませるデータの質と量に
 
なってくるはずです。
 
 
 
さて、あなたに質問です。
 
 
AIモデルが無料に近い金額で
 
作れるようになったら、
 
世の中はどう変わると思いますか?
 
 
 
そして、
 
あなたの会社では何をAI化しますか?
 
 
 
競争はもう始まっています。
 
 
 
明日は、
 
「AIが得意とするのはどんな仕事か?」
 
というテーマでお話しします。
 
 
 
お楽しみに!
 
DXTコンサルティング
兼安暁(かねやす・さとる)でした。

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