残念、そのチェックは無駄です

Blog

DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
 
 
 
さて、今日のお話しは、
 
「残念、そのチェックは無駄です」
 
というテーマです。
 
 
 
 
特に、上場企業でDXが進まない
 
大きな原因として過剰なチェックがあります。
 
 
 
上場企業に求められる、
 
さまざまな社会的な責任の中には、
 
間違ったことをしてはいけない、
 
不正があってはならない、
 
というようなものがあるからです。
 
 
 
 
社会的に間違ったことでなかったとしても、
 
これまでの社会通念上は好ましくないものや、
 
軋轢を生むものを行うことは良しとしません。
 
 
 
スタートアップ企業では、
 
やってダメだったら改善するというやり方をします。
 
 
 
 
一方で、
 
上場企業では、
 
ダメでないことを何重にも確認した上で、
 
大丈夫だという確信があったらやる、
 
というやり方になります。
 
 
 
 
さらには、
 
何階層もの役職者から許可を得て、
 
役員に許可をもらって初めてGOサインが出る
 
というようなケースも多いです。
 
 
 
ところが、事業部長や役員は、
 
多忙なことが多いため、
 
なかなか決裁をとることができません。
 
 
 
スタートアップ企業であれば、
 
その場で即決するような意思決定が、
 
上場企業では半年~1年かかっても
 
決まらないことがほとんどです。
 
 
 
この1点だけをとっても、
 
上場企業が新しい事業を始めるのは
 
とても不利な場合があります。
 
 
 
もちろん、
 
資金力や豊富な人材がいるというのは
 
とても有利です。
 
 
 
しかし、
 
これも昔ほど有利な条件ではありません。
 
 
 
なぜなら、
 
クラウドサービスや
 
シェアリングエコノミーが普及したことにより、
 
以前よりも起業に資金が
 
必要とされなくなっているからです。
 
 
 
さらには、
 
人材も以前よりは流動的になってきています。
 
 
 
こうした背景があるので、
 
新規事業については、
 
スタートアップよりも上場企業が有利とは
 
言い切れないのが現実です。
 
 
 
次回は、
 
「DXにブレーキをかける人とは?」
 
というテーマでお話しします。
 
 
 
 
お楽しみに!
 
DXTコンサルティング
兼安暁(かねやす・さとる)でした。

タイトルとURLをコピーしました