DXにブレーキをかける人とは?

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
 
 
 
さて、今日のお話しは、
 
「DXにブレーキをかける人とは?」
 
というテーマです。
 
 
 
既存の事業に存在する
 
「かかりっぱなしのブレーキ」のひとつに、
 
人という要素があります。
 
 
 
社員も役員も、
 
自分の生活が第一です。
 
 
 
 
それを犠牲にしてまで、
 
人生を会社に賭けるという人は
 
ほとんどいません。
 
 
 
もちろん、
 
既存の事業で働く社員を
 
悪く言っているのではありません。
 
 
 
これは、
 
良し悪しの問題ではなく、
 
在り方の問題だからです。
 
 
 
通常の会社では、社員にとって、
 
仕事とは生活の糧を得るためのものです。
 
 
 
ですから、
 
それまでの自分の生活を
 
維持・改善することが最優先になります。
 
 
 
それから外れるどころか、
 
その生活を脅かすかもしれない働き方を
 
素直に受け入れられない人がいるのは当然です。
 
 
 
一方で、
 
スタートアップ企業の人々は異なります。
 
 
 
彼らの多くは、
 
情熱を持って事業を進めています。
 
 
 
創業メンバーにとって、
 
事業は自分のこどもであり、作品です。
 
 
 
自分が心血を注いで育てなくては、
 
死んでしまいます。
 
 
 
中途で加入した社員であっても、
 
ストックオプションを含めて、
 
成功したときの見返りも大きいために、
 
全力を尽くすわけです。
 
 
 
 
さらに、事業が成長すると、
 
あらたなメンバーが次々と増えていきます。
 
 
 
新しい出会いも楽しいですし、
 
自身の役割も大きくなり、
 
成長していることが喜びになります。
 
 
 
人生の中で、
 
もっとも輝いている時間かもしれません。
 
 
 
多くの人は、
 
「あと3年は、仕事だけに集中したい。
人生の中で、そういう期間があっても良い」
 
と思って仕事をします。
 
 
趣味に費やす時間も仕事に充てます。
 
 
仕事が楽しくて仕方ないのです。
 
 
 
楽しいことを追求しているので、
 
どんなに長時間休みなしで働いても、
 
苦にはなりません。
 
 
 
若手が多いので、
 
まだ家族に時間を使う必要がないのも、
 
そういった働き方の助けになります。
 
 
 
 
こうした「熱狂」の中で働いている
 
スタートアップのメンバーと
 
生活を守るために働いている
 
既存事業のメンバーでは仕事の成果にも
 
当然差が出てくるのです。
 
 
 
 
明日は、
 
「企業内既得権益がDXを遅くする」
 
というテーマでお話しします。
 
 
 
 
お楽しみに!
 
DXTコンサルティング
兼安暁(かねやす・さとる)でした。

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