Covid-19が金融と医療にもたらす一大変革

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
 
 
 
さて、今日のお話しは、
 
「Covid-19が金融と医療にもたらす一大変革」
 
というテーマです。
 
 
 
 
Covid-19の感染拡大は、
 
多くの産業に影響を与えますが、
 
今日は金融と医療について見ていきましょう。
 
 
 
まずは金融からです。
 
 
 
金融業の中でも特に銀行や資金決済業で、
 
これまでの変化に拍車がかかりそうです。
 
 
 
まず、
 
現金を触ることへの抵抗から、
 
非接触の電子決済がますます進み、
 
定着していくでしょう。
 
 
 
LINE PAYやPAYPAYのみならず、
 
海外では銀行口座と直接連動したウォレットを
 
スマートフォンにダウンロードして
 
利用するようになっていますが、
 
日本でもそういったサービスが
 
主流なってくる可能性はあります。
  
 
 
すでに、
 
今回の感染症の流行以前から、
 
欧米でも途上国でも、
 
急成長している新しいタイプの銀行が
 
ネオバンクです。
 
 
 
ネオバンクは支店を持たず、
 
顧客はスマートフォン上で
 
預金も振込も買い物への支払も行えます。
 
 
 
支店不要で、
 
手続きがスマートフォンで完結しますから、
 
もはや旧来の銀行口座が不要です。
  
 
 
その他、銀行業務は
 
すべてデジタル化することが可能です。
 
 
 
医療も大きく変わっていくでしょう。
 
 
 
今回、
 
もっとも命の危険にさらされているのは
 
医療従事者です。
 
 
 
また、今回の感染拡大で
 
必要な医療が受けられない人も
 
たくさん出ました。
 
 
 
病気やケガで医者にかかりたくても、
 
病院がパンクしていたり、
 
感染症のリスクから医療機関に
 
受け入れてもらえないケースです。
 
 
 
これからは、
 
感染症を前提とした
 
医療体制が必須になってきます。
 
 
 
しかし、
 
現在の医療は課題が満載です。
 
 
 
そして、
 
課題が多ければ多いほど、
 
そこにはビジネスのチャンスが生まれます。
  
 
  
例えば、
 
日本でも緊急措置的に
 
オンライン診療が許可されました。
 
 
 
同じく欧米では、
 
AIによる問診やCT画像の診断も許可されています。
 
 
 
大きな課題がなければ、
 
欧米ではこのままオンライン診療が
 
定着するでしょう。
 
 
 
いつまた感染症が
 
流行するかもしれないために、
 
この分野への投資は進むはずです。
 
 

 
オンライン診療を助けるために、
 
スマートウォッチなどによる非侵襲的な
 
センサーへの研究も拍車がかかります。 
 
 
 
非侵襲的と言うのは、
 
体を傷つけないと言う意味です。
 
 
 
例えば、Covid-19では、
 
PCRで陰性でもCTスキャンで
 
特徴的な肺炎を見つかれば、
 
罹患していることがわかると言います。
 
 
 
しかし、
 
CTスキャンは非常に高額で、
 
医療機関に行かなければ、
 
利用することはできません。
 
 
 
こうした医療の画像測定の
 
分野でもスタートアップが台頭して
 
来ています。
 
 
 
例えば、Openwater社は、
 
赤色光が骨や肉を透過することに目を付けて、
 
従来のMRやCT検査機の
 
1000分の1のコスト(10万円程度)で、
 
持ち運び可能な測定器を開発しています。
 
 
 
同社は、赤色光や赤外線はが
 
身体の組織内で発散するのですが、
 
この発散した光を
 
ホログラムの原理を逆にして集光することで、
 
身体の組織の状況を
 
可視化することに成功してしました。
 
 
 
このポータブルで
 
低価格の測定装置は、
 
MRやCTよりも細かい精度で、
 
より早く測定できるといいます。
 
 
 
こういった機器を各家庭に設置して
 
取得した画像をクラウドに上げられれば、
 
かなり高精度のオンラインAI診療が
 
実現できるはずです。
 
 
 
このように、
 
Covid-19の感染拡大は、
 
金融や医療の変化にも大きな影響を
 
与えています。
 
 
 
 
 明日は、
 
「飲食・小売はコロナ後どうなるのか?」
 
というテーマでお話しします。
 
 
 
 
お楽しみに!
 
DXTコンサルティング
兼安暁(かねやす・さとる)でした。

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