5Gとインターネットの無料化

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DXTコンサルティングの
兼安 暁(かねやす・さとる)です。
 
 
 
 
さて、今日のお話しは、
 
「5Gとインターネットの無料化」
 
というテーマです。
 
  
 
実はこのお話は、
 
昨日お話ししたIoTと深く関連しています。
 
 
 
なぜなら、
 
IoT機器は、測定した値を
 
クラウドに送信するために、
 
通信ネットワークに接続されている
 
必要があるからです。
 
 
 
WiーFiを使おうと思えば、
 
家庭ごとの通信環境によって
 
ガスや電気のメーターを
 
設置できるかが変わってきてしまいます。
 
 
 
これでは、
 
IoTを導入するのは困難です。
 
 
 
次の選択肢が、
 
4Gや5Gの無線回線を使う方法です。
 
 
 
ここにも問題があります。
 
 
それは、
 
4G回線を無数のモノがIoTで利用しはじめると、
 
あっという間に帯域が埋まってしまうこと。
 
 
 
もっと余裕のある帯域が必要です。
 
  
 
そのこともあって、
 
5G回線の導入がが期待されています。
 
 
 
ところが、現状では、
 
5G回線の価格も通信デバイスの
 
価格も非常に高価です。
 
 
 
結果として、
 
5Gが広く普及し、安価になるまで
 
IoTの本格導入は進まない可能性があります。
 
 
 
では、インターネットの価格は
 
下がらないのか?というと、
 
実は新しい技術が出始めています。
 
 
 
 
それが、LPWAです。
 
 
LPWAは、Low Power Wide Area Networkの略で、
 
低消費電力、低ビットレート、
 
広域カバレッジを可能にする無線通信技術です。
 
 
 
LPWAは通信容量が小さいので
 
大きい容量のデータを送ることは
 
できません。
 
 
 
しかし、メーターの値のような
 
数バイト(1バイトは半角文字1文字)が
 
通信できれば良いが足りるのであれば、
 
LPWAも十分候補に入ってきます。
 
 
 
 
現在、イーロン・マスクが率いる
 
スペースXが計画している
 
スターリンクは1万2千の
 
人工衛星を打ち上げて地球全域を
 
カバーするインターネット網を作るものです。
  
 
 
この計画が実現すれば、
 
アフリカの辺境地など、
 
経済力のない人々にもインターネット接続が
 
できるようになります。
 
 
 
 
さらに、
 
地球上どこでも同じ周波数・規格で
 
アクセスできるため、
 
IoT機器も大量生産による低価格化が
 
できるのではないかと期待できます。
 
 
 
  
通信料が無料に近づけば、
 
IoTは劇的に普及し、
 
あらゆるモノが通信を始めるようになるでしょう。
 
 
 
 
明日は、
 
「IoTで世界は「双子」になる」
 
というテーマでお話しします。
 
 
 
お楽しみに!
 
DXTコンサルティング
兼安暁(かねやす・さとる)でした。

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