飛行機搭乗時の顔認証で搭乗手続きをスムーズに

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顔認証システムを使った飛行機の搭乗手続きが、EasyJetでのセルフボーディングトライアルに引き続き、イギリスのガトウィック空港で行われることとなった。
搭乗者のIDチェックには、顔認識カメラを利用する。

搭乗者はドキュメント写真を対応する顔と照合するために、自動搭乗システムの出発ゲートでパスポートを携帯することが必要となる。
だが、顔認識カメラを用いることで、人間によるチェックの必要性を完全に排除できるというのだ。

ガトウィック空港で新しいシステムをテストした20,000人の乗客の90%が「非常に簡単」だと評価している。
なにより、ガトウィック空港では乗客の待ち行列時間の劇的な短縮ができたというから頼もしい限りだ。

 

プライバシーを擁護する識者からは、顔認証システムによる搭乗手続きについてインフォームドコンセントに関する懸念が提起されたが、安全かつスピーディーな搭乗手続きの登場に期待を持つ人が多いのが現状だ。
ロンドンのヒースロー空港では搭乗ゲートのソフトウェアに既に5,000万ポンドを投資していて、顔認識システムが導入されれば、ヒースロー空港での平均移動時間が3分の1に短縮されると大きな期待を寄せている。
搭乗ゲートでは設置された高解像度カメラに顔を向けるだけで進むことができ、データセキュリティからAIトラフィックの最適化までトータルサポートができる。

空港での顔認識システムの有効性が実証されれば、さまざまなチェックポイントや多彩な交通システムへと拡大していき、交通セキュリティの分野の大幅な自動化が実現されるに至るだろう。
従来の空港における飛行機の搭乗手続きでは、搭乗口でも搭乗券とパスポート提示する必要があった。
これが顔認証システムを通じて自動化されれば、かなりの時短でサクサクと進めることができるようになるのだ。

ロサンゼルス空港に導入されたシステムではわずか22分で400人を通過させることに成功している。
これは従来の半分以下の所要時間である。
手続きの手間や時間の短縮により、ゆとりを持った飛行機の運用や搭乗者の時間にも余裕が生まれるはずだ。
人によるチェックが不要となることで、人材の確保や人件費の削減はもとより、人材育成にかける時間やコストもカットできる。

空港でのチェック業務はただマニュアル的にこなせばよいのではなく、経験に基づく熟練のノウハウが求められるケースが多い。
新人スタッフでは正確でスムーズな確認作業が難しいことも多く、テクニックを習得させ、一人前へと育成するには時間がかかっていた。
だが、顔認証システムが適切に運用できるようになれば、人材を育成する手間やコストも省け、人による能力の差を廃して、システムによる安定的でミスのない顔認証が可能となるのだ。
人々がグローバルに動き、言葉の壁も幅広くなり、かつ、忙しい時代にあってスピーディーな手続きを望む人が増える中、画期的で安定性のあるシステムとして、導入が進んでいくに違いない。

参考:Gatwick to use facial recognition at boarding.

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